このBlogについて

イスラエルや戦後系の戦車作ったり、おっぱいがけしからんフィギュア
作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

FELTとANCHORと9S下駄の熱い三台体制(活用できているとは言っていない)

2023-04-28

エアザッツ肉大勝利

 前回のおじさん緊急事態宣言からおよそ三カ月。


もう何というか、付け焼刃どころか瞬間接着剤点付けかな?レベルの泥縄健康法とか断酒とか過去類を見ないレベルでの揚げ物系総菜喫食制限とか実施したこの三カ月。

献血待機期間が解消されたので、三カ月ぶりの献血に。
ちな今回は前回の検査数値がカスだったので全血400ml献血。

自宅から赤十字病院近くの献血ルームまで8kmほど歩いてみるという往生際の悪さ。



うおおおおおお社会貢献したくてたまらなかったぜえ~~~とコーラガブ飲みしつつ、お菓子ムシャー(そういうとこやぞ)。



えっ今回はパスタソースとエコカイロとかなんかシケてないっすかとか思ってないですいやホントこれでどこかの誰かが救われたらそれ以上望むことなんかねえっすよ(目逸らし早口超特急)





前回もちょっと高いと言われた血圧は(おそらく)安全圏に。
8km近く歩いてきたので相応に血圧上がってるかもしれんかと思ったけど、それでこれなら一過性でなく、その水準で落ち着いているということなのだろう、知らんけど。



・・・血圧はその場でわかってたけど、問題は他の検査値よな・・・特にいきなり跳ね上がってたやつ。


いやね、おじさんの亡き親父殿が今のおじさんぐらいの歳で発病してんのよね・・・その疾病自体に遺伝性は無いとは聞いてるけど、それでも末期を数年見てたから相応にビビッてるわけですよ。



YES!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

基準値枠からはまだちょい外れてるけど、怒涛の50%プライスオフ(GTPとγ-GTP)!!!!!!!!!




前回からおよそ三カ月、酒断ち・具材としての肉をエアザッツ肉に置き換え・揚げ物系総菜の喫食制限(率直に言って、数を減らしまくった)・野菜摂取量の大幅増加(この三カ月で、大根と人参とキャベツの摂取量が過去イチになった)など食生活面で猛烈に足掻いてみた結果。

あと、この1~2年でサボり気味になってた自転車とちょっとしたトレーニングを入れてみたり。

何が喜ばしいって、数値が基準値に向けて下がったこともそうだけど、何よりも「たかが三カ月、酒を飲まずに、医師の指導があるわけでもなく厳密ともいえない食生活の是正をちょっとしただけ」でこうなったという事実が喜ばしい。

コンビニのホットスナックやスナック菓子、炭酸飲料のようなジャンクフードを一切喫食しなかった訳ではなく、その時点で「食生活の厳密な是正」とは言えない。

故に「肝臓系のもっと根の深い疾患に起因する数値ではない」と解釈できるわけで。


そんだけ、親父殿の死病にビビッてたのよ、おじさんは・・・



あと、ここ数年(少なくとも献血の検査履歴で追える範囲で)ほど高止まりの傾向にあったコレステロール値も減少を見せた。

そりゃまあ、肉類摂取量そのものが、ぼっちからパとかナメたことやってた1月やそれ以前と較べたらダンチに下がってる訳ですしね。


肉を喰わないという行為そのものに耐えられるかどうか怪しかったし、三カ月の間で肉と称される食品を全く食わなかった訳じゃないけど、劇的に減らせたのはジェネリック焼肉めいた味付けにしたエアザッツ肉の効果は大きいと思う。

喰っているものが何をどう考えても「こんにゃく」であることは紛れもない事実であるが、それでも「明らかに量を減らした貧相な食事をひもじい思いで喰う」真似はしていないことも大きい(多少の調節はしたけど)。

それをやってたら多分途中でやめてた自信はある。

エアザッツ肉もといコンニャクについては、この三カ月で覚えている限りでも5キロ(普通の板こんにゃくが一つ250グラム)は喰ったと思うが、コンニャクのいいところは一般的に「糖質ゼロ」を謳う食品と較べてコストが段違いに低い点だろう。

小売店によるけど、おおよそ60~100円程度/250g。
同じグラム数辺りの精肉と較べて圧倒的に安い。
見切りで20円ぐらいになってるのがあれば儲けもんである、冷凍しとけばいいし。
安くて量があってなおかつ低カロリーなので、一食に250グラムの板コンニャク一つまるごと使っても惜しくない。というより、まるごと使わないと「食った感」がしない。


エアザッツ肉に問題があるとすれば「ホンモノの肉のように焼くプロセスを楽しめない」ことぐらいだろうが、まあそれは別の問題であろう。

いやまあ、最大の問題は「この状態を維持してさらに改善できるか」ってことなんですけどね。








2023-04-23

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月17日 二年前、天はおじさんを見放していた件について

 2022年9月17日 宿屋 つばき(浅虫温泉)



朝風呂ひっかけようかと思ってたけどギリギリまで寝てました、おはようございます。

今日は、青森市の八甲田山雪中行軍遭難資料館見学と、青森駅近くの埠頭公園に係留されている青函連絡船「八甲田丸」の見学がメインの予定。

で、翌日は津軽海峡フェリーチャレンジの為に函館に渡る予定だけど「翌日・18日に渡る」か「17~18日にかけての深夜に渡る」か「17日の午後に渡る」かで決めかねてます。

そもそも、函館に渡るメインの予定は函館駅近くに係留されているマシュ・・・もとい「摩周丸」見学だけど、函館市電乗り倒しをどうにかして実行できないかとgdgd考えており、それに引っ張られてます。

17日の午後に渡道すると、是が非でも函館市内もしくはその周辺に宿泊先を確保しないといかんわけですけど・・・

というか、この日は土曜日で明日は日曜日ですよ?
二年前のワクチン接種も始まってない時ならまだしも、それなりに客足が戻ってきてる2022年の土曜日に函館で宿が取れると思ってんのかハゲという。

要は函館市電乗り倒しをやる間、自転車をどうするかっていうのがね・・・

連泊予定なら、市電乗ってる間にそこに預ければいいわけだけどそうまでせにゃいかんか?と。
いや、必要ならすべきなんだけど、じゃあその「必要」に値するんだろうか、と。



考えているだけでは仕方ないので、青森市街方面で移動。

ああ~そうだよ・・・二年前もここでジャジャ降りの中でジュース飲んで少しでも体力回復しようとしたよ・・・雨中で冷えたドリンク飲んで何が回復するねん・・・と思いつつ、水分補給。

なお、青森市街方面へのルートは国道4号の久栗坂交差点から県道259号(旧国道4号)にシフトしている。
まあ、二年前の逆回しですね。


※青い森鉄道 野内駅

野内駅を通過し、すぐ横の野内川を青森駅側に渡った辺りから、東北本線旧線跡が遊歩道化されているということである程度通ってみることにした。

そもそも、今回の旅行まで野内~青森の東北本線が二回移転していること知らんかった。

※青森市 遊歩道緑地

奥の築堤は現在の東北本線/青い森鉄道線。

で、ありていに言って「普通の遊歩道」であり、片上鉄道跡のように「廃線跡であることをアピールするような構造物の残し方をするタイプの転用」でもなく、外観的にも「緑地と遊歩道」なので、ここが鉄道線であったことを感じさせるようなものは特に見当たらなかった。
探せば何かあるのかもしれないが、鉄道遺構巡りという点においては11日の栗電跡巡りでお腹一杯な感もあるという。


正直、自転車にとって走りやすい道ではなく青森市街地だけあってジョギングやウォーキングなどで歩行者も多いので、原別郵便局のあたりで遊歩道から離脱して、八甲田山雪中行軍遭難資料館に移動する為に国道7号バイパスへ向かった。




・・・・・・

国道7号バイパス、クッソ走りやすいやんけ!!??

誰じゃ!!??2年前、国道7号はどうせしんどい(キリッ)とか言うて路面グズ荒れの青森県道44号をヒーヒー言いながら走ったのは!!??

はい、ぼくです(小声)


・・・天はおじさんを見放しスギィ!?(悲痛)



という、「壁当てキャッチボールよろしく自分に返ってくるだけの悲憤」を抱えつつ、八甲田山雪中行軍遭難資料館に到着。



よくわからんけど、注口土器ゲットだぜ!

職員さん曰く、県内の縄文遺跡や出土品PRの為に作成された土器カードだそうで。

おじさん、中世以前のことはあんまし興味無いんだよねぇ・・・クソガキ時分も恐竜とかあんまし興味ないという可愛げZEROのクソガキだったし・・・と思いつつ、そんなこと口にしたところで誰もいい思いをしないので有難く頂戴しておく。


資料館の方は、徹頭徹尾「八甲田山雪中行軍遭難事件」についての資料展示と解説に集中しており、中途半端に本題以外の展示や中途半端な展示などで水増ししていない感じが実によろしい。

まあ「この先は君の目で確かめてくれ!」ということで一つ。



館内見学が終わって一息ついたら、幸畑墓苑(幸畑陸軍墓地)を見学。

こちらは、ボランティアガイドの方が解説しながら案内してくださるらしいが、仕事や必要不可欠な状況、友人知人以外で「誰かと一緒に行動する」のが煩わしいお年頃(それが年々酷くなる件について)なので丁重に遠慮させていただいた。

ガイドによる解説に意味や価値がないなどと言う気は一切ないが、そのペースに合わせた見学をする必要があるわけであり、対象によっては行程をスキップしたくなったり何度もリピートしたくなったりするので、そういう意味でも一人で見学する方が気楽でよろしい。

あと、上記画像の案内図を見てお察しの通り、非常に広い。


※後方に見えるものは、青森第5連隊遭難者の墓碑群


墓苑内に展示物として遺されている陸軍境界石。
「陸軍」の文字の横に刻まれているカタカナのナもしくは漢数字の十と読めるものはなんだろう、数字であれば用地内での通し番号か何かだろうか。




幸畑墓苑見学後、青森市街を南北に縦断する国道103号「観光通り」を通り、青森駅方面へ。
貨物列車が通過する線路の向こう右手側は、青い森セントラルパークとして整備されているかつての青森操車場跡地

操車場跡地も特に何が遺されているというわけでもなさそうだったので、スルー。
ただ、横目に見ただけでも本州・北海道の鉄道結節点として隆盛を誇ったであろう青森操車場の規模は何となくだが伺えた。




国道103号を少し進んだところに所在する(昭和43年までの)東北本線旧線跡。
手前側が野内駅側で、奥が青森操車場側。
遊歩道化などはされておらず、現在は近隣福祉施設の駐車場などになっている模様。



東北本線旧線跡の遊歩道(右手の緑地)は国道103号を境に終了している。



こちらは、明治の東北本線開業時から大正末期まで存在した東北本線旧旧線跡の「旧線路通り」
青森操車場設置に伴う旧線への移転により廃止された区間で、かの八甲田山雪中行軍遭難事件の頃にはここを東北本線が貫いていた。
廃止から一世紀近く経過し、路上を走行する限りでは鉄道線が存在したことを伺うことはできない。
地図を見て「バイパス道路でもないのに青森市街ド真ん中で不自然な曲線を描く道路」に何かあったと感じる程度だろう。




青森駅前を通過し、青森ベイブリッジ直下のビーチ付き公園「あおもり駅前ビーチ」に到着。
人工干潟とはいえ、県庁所在地の主要駅から徒歩数分でビーチに辿り着けるという立地もなかなか珍しい。

A-Factoryという商業施設が隣接しており、様々な制限や規制が解除・緩和されつつある夏の土曜日だけあってなかなか賑わっていた。
まあ、感染症抜きで人混み大嫌いおじさんなので一歩も入っておらんのですがね!ワハハ!(観光地に経済的に寄与しないカスの鑑)













八甲田丸見学前に、埠頭公園をうろついてみる。


2019年頃までのストリートビューや保存車巡り諸兄のブログなどを見る限りでは、右手に駐車している軽自動車の隣辺りに控車と車掌車が(相当劣化していたとはいえ)静態保存されていたようだが、東北の風雪と陸奥湾の海風に耐えかねたのか撤去された模様。

なお、それより数年前には同位置に保存されていたキハ22が劣化荒廃により解体撤去された模様。



青森港旅客船ターミナルビル
2022年9月時点では、青森から下北半島の西側に直接連絡できるシィラインが運行していたが2023年3月で廃止された。


この時、下北半島までいきなり飛ぶほど無計画ではなかった(迫真)ので、窓口で記念品だけ購入。

※海上保安庁巡視船 PM23「おいらせ」


※青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸

ようやくやってきました、「八甲田丸」。
10年ほど前、WF参加の為に上京した折にはまだ東京湾のお台場に浮いていた羊蹄丸を外観見学だけで満足してしまい、その後四国で解体されることになり歯軋りしたので、青森に行くならぜひとも組み込みたい見学スポットであった。

まあ、二年前にそれができてりゃ何も苦労しとらんのですがね!




かつての青森や青函連絡船の風景を伝えるセット類、「羊蹄丸」の展示品が移譲されたものという。






かつて旅客が立ち入れなかった鉄道車両甲板には、機関車や荷物車、控車、急行型気動車が保存されている。

船舶内という環境だけあって、素晴らしいコンディションで保存されている。

なお、函館に係留保存されているNTR後輩もとい「摩周丸」は鉄道車両甲板の見学ができないので、なおさら「八甲田丸」の見学はオススメしたい。







たまらぬ津軽海峡夏景色であった。

ちなみに上の画像で見知らぬ方が眺めているモニュメント前に行くと、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が大音量で流れてきます。ちょっとびっくりしたw



※可動橋から眺める船尾





・・・さて、1時間ほどみっちり見学して満足したのはいいとして、これからどうするか。

この時、15時前。

津軽海峡フェリーにしろ、青函フェリーにしろ、青函航路は終夜運航しているので、乗船枠が空いていて手続きにさえ間に合うのなら夕方や夜の便に乗船できるかもしれないが・・・

・・・

仮に直近の便に乗船できたとしても、深夜の函館に放り出されるだけなんだよなぁ・・・

・・・

おなかすいたなあ・・・




青森ベイブリッジをクソビビりながら渡り


※ユニバース 沖館店

ユニバースと言われたら、明日への活力って言い出すとか関西のオッサンかよサンテレビかよと言わざるを得ないが、わしのようなタフなサイクリストは、ユニバースで飯を食うのが明日への活力と言われている・・・

・・・くそう、めっちゃ混んでるw土曜日夕方の路面店スーパーかよw
※土曜日夕方の路面店スーパーである





タフなサイクリストの食卓には、いつだって「いがメンチ」が欠かせない・・・

古事記にも、義経=サンは一日三回いがメンチを喰ったと書かれている・・・はっきりわかんだね・・・

天丼チョイスが(小)となっている点に、サイクリストの厳格でタフでシビアなフィジカルコントロールを感じてしまう・・・




腹が膨れてからフェリー埠頭に行き、青函フェリーの窓口で翌18日・午前2時便の予約をしておく。
20時や23時の便も空いていたようだが、深夜に函館に放り出されても困るし、快活CLUBか山岡家ぐらいしか行くところがない。

スケジューリング完璧かよ > わし




1分1秒とてムダにするなどというのはサイクリストにとって女々であるので、フェリー埠頭直近の快活CLUB世界情勢についての最新の知見を得ることは必要不可欠なアクションである・・・

こいつ、いっつもゴルゴ13読んでるな?

■続く






2023-04-21

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月16日 温泉!温泉!温泉!サイクリストとして恥ずかしくないのか!

 9月16日 三沢のラブホテル「ベルサイユ」


昨晩はダークサイドのパワーを学んだりしたので準備オッケーである。

チェックアウト前にフロントに電話して、昨晩預けた部屋代を返却してもらい精算機で精算。

割引キャンペーンで500円引きとかだったと思うけど、有料冷蔵庫のジュース飲んだら割引分と相殺されたような金額に。いやまいいんですけどね。




ガレージつき戸建てラブホのいいところは、このようにガレージ内に駐輪しておけることであろう。
俗にいう集合型・垂直型のラブホだとその点で些か困ってしまう。
ラブホの敷地や駐車場というもの自体が施設の性格からして、できるだけ近隣住民や周辺道路を通行する他者からの視線を遮るように構築されているので、自転車に対する防犯という点では敷地の隅などに野晒しよろしく適当に停めざるを得ないような一般的ビジホなどよりはむしろ安心できるわけだが、その中での駐輪場所に困らないかと言われると話は別である。

地方都市や郊外のラブホテルというものはそもそもからして「自動車での来訪」前提で作られているわけであり、「利用客向けの駐輪場・サイクルスタンドなどの駐輪設備」が整備されていたり、客室に自転車持ち込み可能だったり、フロントや客室以外の利用客が自由にアクセスできないホテル施設内に自転車を預かってくれるようなラブホテルの存在は寡聞にして存じ上げない。

そうなるとどこに停めればいいかという話になるが、率直に言って「場内の空いている隅っこ」ということになる。
しかも、できれば支柱や配管などの頑丈な構造物に地球ロックをかませる箇所が望ましい。

先述の「敷地の隅などに野晒しよろしく適当に停めざるを得ないような一般的ビジホなど」と同等ということになるが、ラブホの場合はこちらも先述のように「できるだけ近隣住民や周辺道路を通行する他者からの視線を遮るように」構築されている。
敷地外周が塀や生垣・フェンスで囲われることで、気まぐれな無法者や狡猾な犯罪者が通りがかりにあなたの愛車を盗もうとしたり傷つけたりするリスクが下がり、集合型ホテルの場合は駐車場が建屋1Fに設置されるので建屋そのものが駐車場の屋根となり、風雨からもそれなりに保護される。

その上で、「地球ロックをかませような、適当な空スペース」を探す必要に迫られる。
こればかりは「頑張って探してください」としか言えない訳で、故に「戸建て・個別ガレージ式のラブホ」は自転車を停めるにあたってラクだし便利で安心ということになる。

ただ、集合型であっても駐車場は「客室とヒモ付きになったガレージ式(例:201号室のガレージに駐車した場合、201号室に誘導される)」になっている場合があり、こちらも有難いタイプである。

まあ、何が言いたいかというと「戸建て・ガレージ式は便利かつラク(垂直移動しなくていいから)でいいっすわ^~ああ^~」というだけのことですけどね。




※道の駅 みさわ

今日は小川原湖の北側から野辺地方面へ抜けて、野辺地から青森方面へ向かい、浅虫温泉をゴールとする。

まずは昨日の逆回しのように青森県道170号を北上し、小川原湖の北端エリアを目指す。
道の駅みさわに立ち寄ったものの、レストランは当然のように営業時間前だったので適当なパンか何か(覚えてない)を購入して朝食代わりとした。




三沢から野辺地に至るのであれば、小川原湖南端エリア(要は三沢AB周辺)から青い森鉄道線(東北本線)を沿うように北上すればいいだけだが、それは二年前に震えながら走った深夜強行軍の逆回しにしかならない。

この時点でのクソ雑想定プランでは「渡道の為、青森・野辺地から八戸に向かう際に三沢を通過する」ルートがそれになってしまう予定なので、どうせなら初めて走るルートにしようということで小川原湖北上ルートになった次第。



小川原湖の北端と思われる地域(国道394号との合流付近)に到着。

で、この辺りから雲行きが怪しくなる。

・・・・・・

ま た か よ





これは走行ログなので既にネタバレ以外の何者でもないが、元々は「県道5号で六ケ所村を突っ切り、野辺地町の陸奥湾沿いに至る」筈が、おそらく県道5号をロストしない程度にラクをしようとした筈がそのまま県道5号をロスト。

・・・・・・

こ れ だ よ

電波状態がよろしくなくGoogleマップでの位置確認もおぼつかず、気づけば県道25号を三沢に向けて南下。

すると、「県道246号・野辺地方面」という内容の標識が出現し、電波状態も回復したのでマップを確認したらそれほど鬼のような山越え・峠越えをさせられるルートでもなさそうだし、今更県道5号に戻る気もなかったので246号へ。





農地と牧場、産廃処分場と小さな集落がある程度で、正直なところ真夜中それも2年前のような悪天候下に通るのは遠慮したいが、天気のよい昼間に通る分にはエグい登りもないのでそれなりに快走ルートであった。

ひょっとしたら、陸奥湾方面への交通が集中するかもしれない県道5号を走るよりは正解だったのかもしれない。

いずれにせよ、246号をこのまま進めば嫌でも野辺地市街地に進入できる。


※マエダストア 野辺地店

ということで、時間もちょうどいいので野辺地町市街地のマエダストアで昼飯。


で、この「いがメンチ」がメチャ美味い。

こういうクソ美味い郷土料理に遭遇するので、地場スーパー飯や道の駅の総菜コーナーは侮れないし大好き。
某白浜の某海鮮丼は反省して、どうぞ(クソみみっちい私怨を忘れない40代)。



十和田観光電鉄とマエダストアの激熱コラボを横目にアップルジュースも摂取し、栄養バランスが下北半島的に完璧である。

ちなみにイートインスペースがそこそこ賑わってたので、駐車場の片隅で座り込んで飯食ってました。



飯食ったら出発。
この時点で13時半過ぎ、今日のゴールとした浅虫温泉は野辺地市街からおおよそ30km強と十分余裕のある行程なので、2年前にはまったくできなかった物見遊山をしつつ移動。

この「縦貫タクシー」というのはかの「南部縦貫鉄道」のタクシー事業が分離したものか何かなのかな?と思って後日検索したら、やはりそうだった



※野辺地町常夜燈公園の復元北前型弁才船「みちのく丸」


※野辺地町常夜公園






※野辺地戦争戦死者の墓所

浅虫温泉方面への移動にあたって国道4号を使えば嫌でも辿り着く訳だが、そこは天下の一桁国道。

交通量もバカにならないし、それに見合うように路面も荒れている。
そこで、野辺地から夜越山森林公園を通過し平内町市街地付近の国道4号との交差点まで通る農免農道(そこが農免農道であることが、現地の標識で初めて気づいたが)を通ることにした。
ありがたいことに国道4号と並行するようなルートであり、平内・夏泊・浅虫温泉方面へのルートをロストする危険はなく交通量も少ないが、わりと地形に対して従順でありつまるところ結構な山登りが続いた。




※野辺地~夜越山森林公園 間の農免農道



※夜越山(よごしやま)森林公園付近。

「よごしやま温泉」という日帰り温泉施設があったが、まだ走るし浅虫温泉で温泉浸かる予定なのでパス。




農免農道を走りきってから、国道4号にはまだ合流せずに平内町の小湊漁港へ。

漁港や漁協にまったく用事はないが、ここに残された青函連絡船用桟橋跡を見に来た。






戦時中の計画に始まり、戦後復興で予想される青函連絡需要増大(戦争末期には青森が大規模空襲で甚大な被害を蒙っている)に対応する為に整備が続けられたという小湊港。

ただの貨物船ではなく鉄道連絡船なので鉄道設備も相応に整備されるわけで、現在の国道4号と東北本線に挟まれた浜子地区に操車場も整備されたという。たしかにGoogleマップで確認すると「いかにも鉄道操車場の跡らしい荒地」が浜子地区の東北本線沿いに見られる。

それが需要予測の変化や空襲で焼かれた青森港の機能回復などなどによる国鉄の方針変更で不要と看做されて完成していた設備類も撤去し、今ではこの桟橋のみが遺されている。




記録写真によると、左手の青い漁具(と思う)が積まれた辺りに可動橋が設置されており、そこまで小湊駅からの貨物線が接続されていた模様。

失礼ながら個人的に漁師町というものはやたら狭い道というイメージがあるが、小湊の場合は桟橋前から漁協の前を通り、地区内のある程度のところまで貨物線跡を転用した広い車道が走っている。
貨物線が存在した前後から当地に在るであろう地区はいかにも漁師町らしい道の狭さだったが。


桟橋跡脇の可動橋跡地付近から、貨物線跡を眺める。
見ての通り、鉄道線が敷設されてていた物理的な痕跡は凡そ残されていない。

貨物線や可動橋が存在したことを感じさせる遺構などは凡そ確認できず、事前知識がないとこの桟橋も「ただのみすぼらしいだけの防波堤」にしか見えないだろう。
この桟橋跡周辺にそれらに関する案内などもなく(漁協にそれらに類する何かがあるとも思えない)、それらに充るものは小湊駅の待合室に掲示されている新聞記事(小湊桟橋を歴史を伝える記事)のコピーぐらいではないかと思う。
平内町の歴史資料館を見学すれば何かあるのかもしれないが、桟橋跡で十分満足したのでそこまではしていない。






青森県道9号線。対向のバスが通過してきた陸橋は東北本線を跨いでいる。

※前述の画像と同地点から撮影した小湊操車場への路盤跡とされる砂利道。

ここを進んでも特に得られるものはないであろうし、小湊桟橋跡を見学できて十分満足なので操車場跡までは進んでいない。

操車場跡として何がしか整備でもされているならまだしも、サイクルウェアとSPDシューズでヤブコギする趣味はないし、それで何がしかの負傷などした日にはバカそのものである。



小湊についても満足したので、国道4号に合流して浅虫温泉へ。残り10km程度。
見ての通り、国道4号は交通量もバカにならないので大人しく歩道を徐行。

そして、あの時こんな道走ってたのかあ・・・と今更認識するなど。

だって、あん時は夜間+降雨+雨が打ち付ける眼鏡で目の前すら判然としないんだもん。
よくまあ、八戸まで行けたもんだよ・・・




浅虫温泉で国道4号のバイパス区間が始まるので、旧道区間(かつての奥州街道)を走ってみる。

そして、あの時ぜったいこっち走った方がよかったじゃん!なんであそこ走ってたんだよ!と呻く。

まあ・・・悪天候や疲労、空腹で追い詰められると「1メートルでも移動距離を短くしたい」と思ってしまう訳ですよ。

「寝なくても押し通せる」のはね、25歳まで!30過ぎたら死んじゃう!



個人的にこういった「情報がアップデートされていない案内図」というものは、知的好奇心を満たす上でなかなか重宝している。

何せ「最新情報」というものはタダで配られている旅行者向けリーフレットや手元のスマートフォンで容易にチェックできるわけだが、「価値を失い、アップデートされなくなった情報」の入手は途端に難易度が上がる。

例えば、八戸で見た「既に廃止されてレールも消えた貨物線が記された地区の案内図」敦賀で見た「当の昔に失われた筈の支線が記された市街案内図」などがそれになる。

普通の旅行者にとって「流行のオシャレなカフェや、SNSで「いいね」を貰える”映える”スポット」が知りたい訳であり、錆びついた線路や線路があったところには興味がない訳だが、まあこっちは流行のカフェや映えスポットより貨物線だった場所ドコー?な訳で(観光地にとっての害悪マン)。

流行りのカフェとか入ってどうしろってんだ!なめてんのか!(キレる40代)



今日のゴール・浅虫温泉温泉街に到着。

去年や一昨年より活気があるのかどうかはわからないが、大手のホテルに送迎ワゴンが出入りしたり利用客を出迎えていたりすると何か意味もなく楽しくなる。
わしが迎えられてるわけじゃないんだけどね!



今日の宿は超まともな温泉宿「宿屋 つばき」





敷地内倉庫にかけられていた看板。
左の青森営林署の看板はともかく、右の青森行サボは何だろう。オーナーの趣味だろうか。
なお、この旅館にこれ以外の鉄道趣味を匂わせるものは無かった。





ああ^~いいっすね^~

期間限定で貸切風呂を無料で使えるということなので利用させてもらう。
メチャいい湯だったけど、それでもすぐ出てきてしまうカラスの行水ぶり。
なんで、温泉行きたがるクセにカラスの行水という悪癖が抜けないんですかね・・・






近所の飯屋「味てん食堂」でラーメン。
醤油ラーメンか中華そばだったと思うけど、青森の醤油系ラーメンというのは濃い目なんだろうか。あ、不味い訳じゃなくて普通においしかったんですけどね。
基本的に、東北の料理は塩分高めというか濃い目の味付けだと何かで聞いたような覚えがあるんだが。

そこまで真剣に探した訳でもないけど、これといった飯屋がここともう一軒の飯屋ぐらいしか発見できなかった。
道の駅にワンフロアまるごとクソデカキッズコーナーやクソデカ休憩所が入ってたので、レストランかフードコートが以前は入っていたかもしれない。2年前はどうだったか覚えてない。
温泉街の野辺地側にミニストップ青森側にローソンがあるけど、コンビニ飯もなぁ・・・(下手打つと飯にありつけないリスクもある)ということで深く考えずにここで飯。


2年前はここの道の駅で「もうやだここで泊まって温泉浸かりたい」で思ってたよなぁ・・・

と思いだしつつ、就寝。


■続く