2022年9月17日 宿屋 つばき(浅虫温泉)
朝風呂ひっかけようかと思ってたけどギリギリまで寝てました、おはようございます。
今日は、青森市の八甲田山雪中行軍遭難資料館見学と、青森駅近くの埠頭公園に係留されている青函連絡船「八甲田丸」の見学がメインの予定。
で、翌日は津軽海峡フェリーチャレンジの為に函館に渡る予定だけど「翌日・18日に渡る」か「17~18日にかけての深夜に渡る」か「17日の午後に渡る」かで決めかねてます。
そもそも、函館に渡るメインの予定は函館駅近くに係留されているマシュ・・・もとい「摩周丸」見学だけど、函館市電乗り倒しをどうにかして実行できないかとgdgd考えており、それに引っ張られてます。
17日の午後に渡道すると、是が非でも函館市内もしくはその周辺に宿泊先を確保しないといかんわけですけど・・・
というか、この日は土曜日で明日は日曜日ですよ?
二年前のワクチン接種も始まってない時ならまだしも、それなりに客足が戻ってきてる2022年の土曜日に函館で宿が取れると思ってんのかハゲという。
要は函館市電乗り倒しをやる間、自転車をどうするかっていうのがね・・・
連泊予定なら、市電乗ってる間にそこに預ければいいわけだけどそうまでせにゃいかんか?と。
いや、必要ならすべきなんだけど、じゃあその「必要」に値するんだろうか、と。
考えているだけでは仕方ないので、青森市街方面で移動。
ああ~そうだよ・・・二年前もここでジャジャ降りの中でジュース飲んで少しでも体力回復しようとしたよ・・・雨中で冷えたドリンク飲んで何が回復するねん・・・と思いつつ、水分補給。
なお、青森市街方面へのルートは国道4号の久栗坂交差点から県道259号(旧国道4号)にシフトしている。
まあ、二年前の逆回しですね。
※青い森鉄道 野内駅
野内駅を通過し、すぐ横の野内川を青森駅側に渡った辺りから、東北本線旧線跡が遊歩道化されているということである程度通ってみることにした。
そもそも、今回の旅行まで野内~青森の東北本線が二回移転していること知らんかった。
※青森市 遊歩道緑地
奥の築堤は現在の東北本線/青い森鉄道線。
で、ありていに言って「普通の遊歩道」であり、片上鉄道跡のように「廃線跡であることをアピールするような構造物の残し方をするタイプの転用」でもなく、外観的にも「緑地と遊歩道」なので、ここが鉄道線であったことを感じさせるようなものは特に見当たらなかった。
探せば何かあるのかもしれないが、鉄道遺構巡りという点においては11日の栗電跡巡りでお腹一杯な感もあるという。
正直、自転車にとって走りやすい道ではなく青森市街地だけあってジョギングやウォーキングなどで歩行者も多いので、原別郵便局のあたりで遊歩道から離脱して、八甲田山雪中行軍遭難資料館に移動する為に国道7号バイパスへ向かった。
・・・・・・
国道7号バイパス、クッソ走りやすいやんけ!!??
誰じゃ!!??2年前、国道7号はどうせしんどい(キリッ)とか言うて路面グズ荒れの青森県道44号をヒーヒー言いながら走ったのは!!??
はい、ぼくです(小声)
・・・天はおじさんを見放しスギィ!?(悲痛)
という、「壁当てキャッチボールよろしく自分に返ってくるだけの悲憤」を抱えつつ、八甲田山雪中行軍遭難資料館に到着。
よくわからんけど、注口土器ゲットだぜ!
職員さん曰く、県内の縄文遺跡や出土品PRの為に作成された土器カードだそうで。
おじさん、中世以前のことはあんまし興味無いんだよねぇ・・・クソガキ時分も恐竜とかあんまし興味ないという可愛げZEROのクソガキだったし・・・と思いつつ、そんなこと口にしたところで誰もいい思いをしないので有難く頂戴しておく。
資料館の方は、徹頭徹尾「八甲田山雪中行軍遭難事件」についての資料展示と解説に集中しており、中途半端に本題以外の展示や中途半端な展示などで水増ししていない感じが実によろしい。
まあ「この先は君の目で確かめてくれ!」ということで一つ。
館内見学が終わって一息ついたら、幸畑墓苑(幸畑陸軍墓地)を見学。
こちらは、ボランティアガイドの方が解説しながら案内してくださるらしいが、仕事や必要不可欠な状況、友人知人以外で「誰かと一緒に行動する」のが煩わしいお年頃(それが年々酷くなる件について)なので丁重に遠慮させていただいた。
ガイドによる解説に意味や価値がないなどと言う気は一切ないが、そのペースに合わせた見学をする必要があるわけであり、対象によっては行程をスキップしたくなったり何度もリピートしたくなったりするので、そういう意味でも一人で見学する方が気楽でよろしい。
あと、上記画像の案内図を見てお察しの通り、非常に広い。
※後方に見えるものは、青森第5連隊遭難者の墓碑群
墓苑内に展示物として遺されている陸軍境界石。
「陸軍」の文字の横に刻まれているカタカナのナもしくは漢数字の十と読めるものはなんだろう、数字であれば用地内での通し番号か何かだろうか。
幸畑墓苑見学後、青森市街を南北に縦断する国道103号「観光通り」を通り、青森駅方面へ。
貨物列車が通過する線路の向こう右手側は、青い森セントラルパークとして整備されているかつての青森操車場跡地。
操車場跡地も特に何が遺されているというわけでもなさそうだったので、スルー。
ただ、横目に見ただけでも本州・北海道の鉄道結節点として隆盛を誇ったであろう青森操車場の規模は何となくだが伺えた。
国道103号を少し進んだところに所在する(昭和43年までの)東北本線旧線跡。
手前側が野内駅側で、奥が青森操車場側。
遊歩道化などはされておらず、現在は近隣福祉施設の駐車場などになっている模様。
東北本線旧線跡の遊歩道(右手の緑地)は国道103号を境に終了している。
こちらは、明治の東北本線開業時から大正末期まで存在した東北本線旧旧線跡の「旧線路通り」。
青森操車場設置に伴う旧線への移転により廃止された区間で、かの八甲田山雪中行軍遭難事件の頃にはここを東北本線が貫いていた。
廃止から一世紀近く経過し、路上を走行する限りでは鉄道線が存在したことを伺うことはできない。
地図を見て「バイパス道路でもないのに青森市街ド真ん中で不自然な曲線を描く道路」に何かあったと感じる程度だろう。
青森駅前を通過し、青森ベイブリッジ直下のビーチ付き公園「あおもり駅前ビーチ」に到着。
人工干潟とはいえ、県庁所在地の主要駅から徒歩数分でビーチに辿り着けるという立地もなかなか珍しい。
A-Factoryという商業施設が隣接しており、様々な制限や規制が解除・緩和されつつある夏の土曜日だけあってなかなか賑わっていた。
まあ、感染症抜きで人混み大嫌いおじさんなので一歩も入っておらんのですがね!ワハハ!(観光地に経済的に寄与しないカスの鑑)
八甲田丸見学前に、埠頭公園をうろついてみる。
2019年頃までのストリートビューや保存車巡り諸兄のブログなどを見る限りでは、右手に駐車している軽自動車の隣辺りに控車と車掌車が(相当劣化していたとはいえ)静態保存されていたようだが、東北の風雪と陸奥湾の海風に耐えかねたのか撤去された模様。
なお、それより数年前には同位置に保存されていたキハ22が劣化荒廃により解体撤去された模様。
青森港旅客船ターミナルビル。
2022年9月時点では、青森から下北半島の西側に直接連絡できるシィラインが運行していたが2023年3月で廃止された。
この時、下北半島までいきなり飛ぶほど無計画ではなかった(迫真)ので、窓口で記念品だけ購入。
※海上保安庁巡視船 PM23「おいらせ」
※青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
ようやくやってきました、「八甲田丸」。
10年ほど前、WF参加の為に上京した折にはまだ東京湾のお台場に浮いていた羊蹄丸を外観見学だけで満足してしまい、その後四国で解体されることになり歯軋りしたので、青森に行くならぜひとも組み込みたい見学スポットであった。
まあ、二年前にそれができてりゃ何も苦労しとらんのですがね!
かつての青森や青函連絡船の風景を伝えるセット類、「羊蹄丸」の展示品が移譲されたものという。
かつて旅客が立ち入れなかった鉄道車両甲板には、機関車や荷物車、控車、急行型気動車が保存されている。
船舶内という環境だけあって、素晴らしいコンディションで保存されている。
なお、函館に係留保存されているNTR後輩もとい「摩周丸」は鉄道車両甲板の見学ができないので、なおさら「八甲田丸」の見学はオススメしたい。
たまらぬ津軽海峡夏景色であった。
ちなみに上の画像で見知らぬ方が眺めているモニュメント前に行くと、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が大音量で流れてきます。ちょっとびっくりしたw
・・・さて、1時間ほどみっちり見学して満足したのはいいとして、これからどうするか。
この時、15時前。
津軽海峡フェリーにしろ、青函フェリーにしろ、青函航路は終夜運航しているので、乗船枠が空いていて手続きにさえ間に合うのなら夕方や夜の便に乗船できるかもしれないが・・・
・・・
仮に直近の便に乗船できたとしても、深夜の函館に放り出されるだけなんだよなぁ・・・
・・・
おなかすいたなあ・・・
青森ベイブリッジをクソビビりながら渡り
※ユニバース 沖館店
ユニバースと言われたら、明日への活力って言い出すとか関西のオッサンかよサンテレビかよと言わざるを得ないが、わしのようなタフなサイクリストは、ユニバースで飯を食うのが明日への活力と言われている・・・
・・・くそう、めっちゃ混んでるw土曜日夕方の路面店スーパーかよw
※土曜日夕方の路面店スーパーである
タフなサイクリストの食卓には、いつだって「いがメンチ」が欠かせない・・・
古事記にも、義経=サンは一日三回いがメンチを喰ったと書かれている・・・はっきりわかんだね・・・
天丼チョイスが(小)となっている点に、サイクリストの厳格でタフでシビアなフィジカルコントロールを感じてしまう・・・
腹が膨れてからフェリー埠頭に行き、青函フェリーの窓口で翌18日・午前2時便の予約をしておく。
20時や23時の便も空いていたようだが、深夜に函館に放り出されても困るし、快活CLUBか山岡家ぐらいしか行くところがない。
スケジューリング完璧かよ > わし
1分1秒とてムダにするなどというのはサイクリストにとって女々であるので、フェリー埠頭直近の快活CLUBで世界情勢についての最新の知見を得ることは必要不可欠なアクションである・・・
こいつ、いっつもゴルゴ13読んでるな?
■続く
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