このBlogについて

イスラエルや戦後系の戦車作ったり、おっぱいがけしからんフィギュア
作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

FELTとANCHORと9S下駄の熱い三台体制(活用できているとは言っていない)
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2023-07-08

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月26日_27日  無計画おじさんよ永遠に(たぶんまたやる)

 2022年9月26日 「きそ」船上


帰りのフェリーは、苫小牧~仙台~名古屋で乗船時間が約39時間。

出航前から乗船しているので、「船内滞在時間」としては実質的に40時間越えとなるが、経由地の仙台港で「一時下船」の機会がある。

当日朝に所定の申込用紙に記入してインフォメーションに提出するという手続きは必要だが、天気もいいし仙台港近くの仙台臨海鉄道を眺めたりしつつ、夕飯用の弁当や酒、飲み物なぞ買いに行くことにした。

1日三度の食事をすべて船内のバイキング形式レストランで賄う場合、夕食2回、朝食2回、昼食1回となるが、朝昼はともかく夕食が2100円と割と高い。(ソフトドリンクは料金に含まれるが、アルコール類は別料金)

相応のメニューを提供しているんだろうし、せっかくの旅行でそこを惜しむなと言われたら、ぐうの音も出ずにグーパンが出そうになるが、それなら1000円分の夕食を「一時下船」中にコンビニかイオン多賀城で買っておいた方が腹一杯になっていいんじゃないか?という。
夕食については、往路の「いしかり」で利用しているので、まあそれでいいんじゃないかな?と。
ちなみに、25日の苫小牧出港時の夕食は苫小牧西港FT内のショップで弁当とインスタントスープを買っておいたので、それを夕食とした。



午前10時、仙台港にて「一時下船」。
苫小牧から陸自のFH-70部隊が乗船していた模様。

なお、徒歩での下船のみで自転車であっても車両の「一時下船」はできない。
「一時下船」は午前10時から12時20分までの「最大2時間20分」。
12時20分までには再乗船しなくてはいけないので、「一時下船」として使える時間は2時間程度に見積もっておいた方がいい。

フェリーの到着時間に合わせて仙台駅前行の路線バスがFT前から発着しているが、案内によるとFTから仙台駅前までおよそ50分はかかるというので、「一時下船の間に、仙台の中心街で遊ぶ」などと考えるのはやめた方がいい。
徒歩圏内にイオン多賀城やコンビニ、チェーン店の飲食店、三井アウトレットパークがあるのでそこで買い物やちょっとお茶をして戻ってくる程度に考えておいた方がいい。


ということで、まずは仙台臨海鉄道を冷やかしに行く。











仙台臨海鉄道機関区とDE651などのディーゼル機関車。
ディーゼル機関車はいいぞ。





DLを眺めた後、最寄りのコンビニまでへこへこ歩いている中、目に飛び込んでくるあの震災で到達した津波浸水の表示。

仙台港口から3km以上離れたイオン多賀城近くの仙台臨海鉄道陸橋の橋脚でも、普通車が簡単に飲み込まれてしまう水位であり、そこから少しだけ港側に近寄った企業建屋のそれは大型トラックやトレーラー、仙台臨海の機関車や貨車を飲み込んでしまったであろう水位で津波が到達している。

数字で分かっていたつもりのものを、「実はよくわかっていなかったのでは」と改めて分からされた気持ちになりつつ、コンビニで夕飯用の弁当やら飲み物やら酒やら調達してフェリーへ。



FTに戻ってきたら、下船時に見た特科部隊は既に移動しており、代わりにPAC-3のトレーラーとおぼしいそれが停車していた。







デッキから何か映えそうなスナップをパチパチ撮ったり。



昼飯。





昼飯喰ってからスマートフォン内の画像データ(死ぬほど撮影しまくったスナップ類)を整理したりして夕方になったので、これまた何か映えそうなスナップをパシパシ。

なお、ブログにこうして貼るか、Twitterで貼る以外はほぼ死蔵される模様。ウケるw



風呂入ってから、ロビーというかラウンジというかそういったパブリックスペースで昼間買ってきた晩飯とSAKE、船内売店で買ってきたアイスなどを広げる。

なお、パブリックスペースに電子レンジと給湯器が用意されているが、台数が少なく一般的な食事の時間帯には大渋滞となる(この航路に限らず、他の長距離フェリーでも大体そうなる)上、全体的に混雑しているので、どうしてもその時間帯に利用する必要が無ければ可能な限り避けた方がいい。
だって、弁当何個も抱えて電子レンジ回してるやつの後ろが、すげー嫌な空気出してるもん。みんなも空気読もうね!

そういった訳で、この晩飯は21時過ぎに摂っている。


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2022年9月27日 「きそ」船上


おじさん、最後の朝食@「きそ」

夕食の2100円は割高に感じるが、朝と昼のそれは1100円でドリンクバー混みなのでウーロン茶やオレンジジュースをガブ飲みすれば余裕で元が取れるのでわ???と浅ましく考えつつ朝飯。



そして恙なく、27日の午前10時半頃、特に麗しくもない名古屋港にて下船。

で、帰る前にフェリーターミナルの気になっているところを見ていくことに。





※食堂「友苑」

ウワアアアアアアアアン!?やっぱりメッチャええ食堂やん!!??

予想通り、ランチタイムのみの営業らしいが、定食650円とか最高か・・・

というか

なんでこの時、ここで昼飯喰わなかったんだろう・・・

別に名港出てから長島の駐車場まで飯食うアテなんか無かったのに。

営業は11時からって、こん時ちょうど11時だったのよな。
ジャストに飛び込むのは何か感じ悪いから、10分程度でもその辺で缶コーヒー飲んで待ってりゃよかったのに・・・早く家に帰ったところで何がどうって訳でもないのに。


という、恐ろしく歯切れの悪いオチで今回のツーリングは終了。
なお、長島の駐車場まではできるだけ名四国道から外れつつ移動。




今回の総走行距離は、長島の駐車場と名古屋港FTの往復も合算して957km。

なんで2週間近く東北と北海道を徘徊して1000km越えてねえんだよ!?
台風にビビッて青森で二泊三日してからやん!そんなんも知らんの!!(逆ギレおばちゃん)

という数字的にもどうにも締まらないオチ。

いやまあ、回りたいところ詰めまくったからってのはじゅ~~~~ぶん理解しておるんではありますがね・・・



アカンねえ、歳食うと「無計画ゆえのアクティブさやフレキシブルさ」が完全に失われて「単に無計画」にしかならんわ・・・20年前に深夜に突発で島根まで初ドライブした頃とは違うねぇ・・・(較べんな)


■Next Stage...どこなんすかねぇ(未定)











2023-07-07

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月25日  熱いところをもらおうか(未遂)

 2022年9月25日 富川シティホテル



朝食会場のレストランで朝食。
率直に言って控え目な量(ごはんと味噌汁はお替り自由)なので、学生さんや若者には少々足りないかもしれない。

本日は苫小牧から名古屋行フェリーに乗船するのでツーリングとしての実質最終日。
下手に立ち寄りポイントを増やしてトラブル発生で間に合わないとか話にならないし、富川~苫小牧間でこれといった立ち寄りポイントも思いつかない(探せばあるのかもしれないが)ので、早めにFTに到着してダラダラすることにした。




おそらく死んでいる筈のドライブイン。
ただ、コカ・コーラの自動販売機が新しそうなので何がしかの作業場にでもなっているのかもしれない。




ハゲそうなぐらいの快晴であり、これが最終日なのが非常に惜しい。





案の定、上厚真の辺りで腹が減ってきたので、エーコープかみあつま折坂店で補給。

この記事を書いてる時に検索かけたら、この店2023年4月に閉店していた・・・



モーターサイクルおじさん的に北海道のガソスタと言えばホクレンだろうが、自転車海苔的には緊急でエア充填機を借りたい時ぐらいしか用がない。当たり前と言えば当たり前だが。

かつて夢と希望を胸に抱いていたガクセイの若造時分に読んでいた自転車旅行入門書で「ガソリンスタンドには大体の場合においてメカに明るい若者が勤務しており、メカニカルなトラブルに遭遇した自転車旅行者の助けになる(要約」みたいな文章があったけど、ホントかよ・・・とは思っている。

しょーじき、超自分勝手な性善説に過ぎるというか「職務の範疇外のことについて、こっちが困っているんだからやってもらえる」という甘えMAXな発想過ぎて正直アレである。

そもそも、サイクリストなんてGSにとって 客 で す ら 無 い んやぞ?

おじさんだって、ツーリング先とかでやむなくエア充填機借りた時は建屋内の自動販売機でジュースかコーヒー買う程度の良識は持ち合わせとるわ。





勇払のセイコーマートで、今回の旅行最後のセコマ飯を腹に入れておく。
正直、ホットシェフがメチャウマなので、情報誌や観光案内に載ってそうな「行列のできる有名店」とかに行く気が起きない。

そもそも、北海道の場合、ある程度の都市圏を通らないと「パッと入れそうな飯屋」との遭遇率自体が低くて(そのエリア間の距離が、本州の比ではない)セコマ飯をアテにしないとロクに飯も食えないとは思ってる。
先述のように「セコマ飯がメチャウマ」なので、飯屋との遭遇率が低くても困らないが、強いて言えば野晒しの駐車場で飯を食う羽目になるのでそれだけが困るかもしれない。




13時前、苫小牧西港フェリーターミナル到着。
当然ながら、太平洋フェリーの乗船受付も始まっていないのでFT内や周辺をほっつき歩くことに。






ターミナル内のショップ
お土産物だけではなく、弁当や総菜、スナック菓子、酒、ソフトドリンク、2Lボトルのミネラルウォーターなど「フツーの飲食物」も扱っているので助かる。
あと、商船三井の大洗~苫小牧便が就航している関係か、ガールズアンドパンツァーのグッズも若干だが販売していた。



かけ、熱いところを貰おうか・・・(しきたり)


これには甲斐さんなりのクーデターも未遂に終わりがち。




いたしかたないので、レストラン・カームで「ザンギうどん」を喰う。
ふと思うんだが、北海道は「そば」と「うどん」のどちらが主流なんだろうか。
近代都市としての北海道という土地の成り立ちからして「どの地域からの移住者が割合的に多いか」で変わってくる話だとは思うが。








フェリーターミナルの端にある入船公園まで散歩。
出航する貨物船を眺めたり。




16時頃、乗船手続き完了。


クロトワが「早すぎたんだ」というレベルで、わし以外誰もいない二輪待機場www

隣は大洗行きの商船三井の待機場www

19時出港のフネなんだから、16時で誰もいないとかたりめえだろうがと言ってはいけない、泣いてしまう。

まあ、17時過ぎたあたりから二輪も増えてくるんすけどね。
それにしても、バイクは多いけど自転車は わしと見知らぬサイクリスト二人(一人は大洗行き)とか。みんな新幹線輪行や飛行機輪行でスパッと済ませちゃうのかな。
ガクセーさんの夏休みになったら、サイクリストの利用者ももっと増えるのかな。






18時頃、「きそ」乗船。

なお、名古屋までは仙台での寄港も含めて39時間半。
このおおよそ40時間の船旅をやりたくて、今回のツーリング最終地点を苫小牧にした(そして、その為にわざわざ青森から折り返して八戸から渡道するルートにした)という。


現在運行されている国内カーフェリー航路だと、乗船時間がおそらく最長だろうか(次点がおそらくオーシャン東九フェリーの32時間(徳島寄港含む))。




「きそ」での寝床は、S寝台
往路の「いしかり」で利用したB寝台が嫌という訳でもなく、単に違うものを利用してみようと思っただけの話。

なお、周囲の寝台は団体旅行?のオバチャンのインペリアルクロスで埋まってた。
いや、別に深夜の騒音とかそういう迷惑をかけられた訳じゃないけど。


B寝台と較べて何か優れているかと考えてみた。

まずは空間。
B寝台のような二段ベッド式ではないので、当然ながら上方向が広々している(B寝台のそれが破滅的に狭いとも思わないが)。

二段ベッドではないので、下段の利用者に気を遣う必要がないのはうれしいかもしれない。









各寝台にBSデジタル放送受信テレビが設置されている。
・・・ただ、乗船時に「救命胴衣の着用方法」などの非常時対応についてのVTRを見ただけで以後は一度もつけず。
というか、寝台で寝転がってみるには位置が高すぎる気がするし、寝台の上に座ったところで位置がちょうどいいわけでもない。
テレビ自体のサイズも小さいので、何というか視聴自体が実に面倒くさいように思える。

別に見たい番組があるわけでもないし・・・。

個人的には、2等やB寝台よりも上級グレードである証としてテレビを設置するぐらいなら、テレビを撤去して電源コンセントをもう一基増やして、そこにちょっとした物置台(要は充電する機器を置き小田井)を設置してほしいと思わんでもない。

「きそ」が就航した時分は、専用のテレビが設置されているのが上級グレード寝台や船室としてのウリだったんだろうが、正直もはやそういう時代でもないだろう。



あと、一段ベッドだけあって開口部が広いので、寝台への出入りがしやすい。

ということで、B寝台(いしかり)とS寝台(きそ)の差について考えてみたが、とりたててS寝台が素晴らしくラグジュアリーで優れていると感じる訳でもなく、さりとてB寝台が大航海時代の奴隷船、旧軍輸送船や移民船の如き耐え難い環境というわけでもない。

率直に言うと、BとSでは料金差がそれほど隔絶しているわけでもないので、往復でBまたはSとそれぞれ利用して体験しておくといいのではと思う。
プライべート空間の確保や快適さを追求したいなら、2等やB/S寝台でガタガタ言っていないで個室を確保すればいいだけの話ではある。


ということで、名古屋到着までもうちっとだけ続くんじゃ(亀仙人のじっちゃん)

■続く