このBlogについて

イスラエルや戦後系の戦車作ったり、おっぱいがけしからんフィギュア
作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

FELTとANCHORと9S下駄の熱い三台体制(活用できているとは言っていない)
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2023-05-08

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月19日 オレと治(太宰)とトラディショナルメシ

 2022年9月19日 青森センターホテル

台風14号が日本海沿いに中国地方から北陸・東北地方に接近しているけど、今日はまだそこまで荒れてない。
荒れてないというか、少なくともホテルから外出する際は曇っていた程度。

JRや青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道含めて今日明日使おうと思っている公共交通機関は問題無さそうなので青森駅へ。




青森駅周辺再開発ということで、何やらクソデカ駅ビルをブッ立てている模様。




9時53分発の弘前行に乗車する前に、青森駅の券売機で今日明日使う「津軽フリーパス」を購入。
2022年9月時点では大人2100円(2023年に値上げされて2430円)だったこちらのフリーパス、JR区間だけでなく弘南鉄道の全線(弘南線と大鰐線)と津軽鉄道(五所川原~金木)、弘南バスの弘前近郊区間(たぶん)で2日間使用できるという熱いフリーパス。

2022年当時で1日辺り1000円チョイであり、青森と弘前を往復しただけでまず元が取れたし、津軽鉄道の津軽五所川原~金木を往復(1120円)だけでも元が取れた。
津軽フリーパスなのに津軽線がまったく設定されていないが、正直なところ青森~三厩の津軽線沿線に初見の観光客が鉄道で観光するのは難易度が高いと言わざるを得ないので、妥当なところだとは思う。

あと、2023年に紙版の津軽フリーパスが廃止されてデジタル版のみになったというが、電子マネーやキャッシュレス決済が進化しても「いつでもどこでも和歌山や島根の山奥でも現金が最強」なのは変わらないように、通信状態やシステムエラー(某損保の任意保険継続更新をする際に某損保の専用アプリで弾かれまくった個人的経験からこれが一番信用できない)という当人に過失がない原因のせいで「キセル」扱いされかねないようなデジタル版だけでなく、紙きっぷは残してほしい。





今日は津軽鉄道が目的なので、川部駅で五能線の五所川原行に乗り換え。
ちなみに、五能線の川部~五所川原間は「津軽フリーパス」のフリーエリア区間だが、五所川原から先は対象外になるので注意。





ということで、2年ぶりの五所川原駅
まあ、前回は津軽鉄道の駅・保存車見学しかしてないので「鉄道利用」としちゃ初めてなんですがねw

・・・で、車椅子の方を駅員さんが介助されているけど、どうやって改札もしくは津軽鉄道側に渡るんだろうか・・・
エスカレーターもエレベーターも無かったと思うけど、構内踏切(あったかどうか覚えてない)でも通ってもらうんだろうか?





青森への帰り道・・・少なくとも川部まで五能線で帰ろうとすると本数的にキツいというかタイミングが合わないかもしれないので、フリーパスの対象外ではあるけど弘南バスで帰ってみるかと、駅前の弘南バスのターミナルに。

・・・素晴らしくトラディショナルで最高にシブい空間である。
似ている訳ではないが、今は亡き三交百貨店伊勢店のバスセンターを思い出してしまう。




バスセンター内にそば屋とかいう、最高にトラディショナルな組み合わせだ・・・



メニューにあった「天ぷら玉子そば」だったと思う。
あ^~いいっすね^~






最高にトラディショナルな食事を終えて、津軽鉄道初乗車。

初乗車はいいんだけど、なんで津軽中里までの切符買ってんだろ・・・
そりゃ、津軽中里と津軽五所川原を往復するつもりだけど、金木までフリーエリア区間じゃん?
・・・ホントになんで津軽中里まで切符買ったんだろ(熱い他人事)。

津軽中里で降りる時に改札でフリー切符見せて、金木からの不足分精算すればよかったのでわ・・・

ま、ええわ!(結論)



今日は観光アテンダントさんが同乗される日というか時間帯だった模様。
アテンダントさんのアナウンスを聞いて「まったく別の土地に来た」という感銘を今更ながら受けている。




・・・ファッ!!!???待って!!!!???????
ぼくここで降りるうううううううう!!!!!!!(発車中)

金木駅から列車が発車する中、車窓から見える金木駅側線に鎮座する謎の物体というか木造貨車。
というか、あの腰の高さ、ダルマではないのでわ????

どうしよう・・・帰りにここで降りるか・・・金木で降りるつもりがまっっったく無かったけど・・・ちょい待ち、帰りに隣の芦野公園駅で降りて公園のT-2保存機を見学するよな?・・・ウム・・・(いいこと閃いたような顔)





津軽中里駅到着。
復元転車台に鎮座するラッセル車という組み合わせがイカしてるが、これ2年前は津軽五所川原駅構内に居たやつかな?



アテンダントさんのアナウンスによると、津軽鉄道と並走するような農地内の用水路はかつて当地に敷設されていた津軽森林鉄道の路盤跡を転用したものだという。




芦野公園に静態保存されているT-2練習機を見学する為、芦野公園駅(無人駅)で下車。
T-2見学の顛末はすでに記事化したので、割愛。

後日になって、駅から200m足らずのところに先述の津軽森林鉄道で運用された機関車や運材台車が静態保存されていると気づき、臍を嚙みちぎる5秒前。





T-2見学を終えてから、隣の金木駅まで徒歩移動。
おおよそ2km未満なので、ダラダラ歩いても次の五所川原行列車までの時間調整にちょうどいい。




太宰治記念館「斜陽館」(太宰治生家)

煉瓦作りの外周は、西洋モダンとか蘭癖というより小作人争議(太宰治の実家は戦前まで青森有数の大地主)に備えた防壁だという。
ヒバ作りで当時の額面にして4万円(物の本などによると明治35年に竣工した戦艦三笠が当時の額面で1200万円かかったらしい)で、現在なら単純計算で4000~5000万円台らしいが、現在で同規模の邸宅を総ヒバ作りするとしたら5億でも足りないとか何とか。

ハア~庄屋どんはすごか~(百姓の末裔特有の感想)



津軽鉄道・金木駅(有人駅)。

大きい駅舎だが、半分ほどは「金木交流プラザ」という地域交流施設となっている。




交流プラザには、当地出身の飛行家「白戸栄之助」氏についての展示。
白戸氏が関わった飛行機の素晴らしいスクラッチビルドモデル(だと思う、白戸式のこれぐらい(1/48ぐらい?)のスケールモデルが市販されているという話も聞いた覚えがない)展示されている。


で・・・本題



列車が来る前にならないと改札が開放されないので、まずは津軽中里側の踏切まで行って観察。
側線がある敷地は見ての通り雑草に覆われているが、貨車の床面がプラットホームとツライチぐらいなのでやはりダルマではなさそう。
貨車への渡り板が敷いてあるが、津軽五所川原駅のワムのように案内板を掲げる壁代わりにしていたのだろうか。それとも単に物置などとして「現役」なのか。

それにしても、「北東北のローカル線の側線に佇む木造貨車」という実にトラディショナルで絵になる風景である。



時刻表を見ると上り下り列車ともに金木駅で交換しており、津軽中里行列車が来る前に改札が開放されたので、決して走らず急いで歩いて上り側ホームへ。






まだ台車を履いている津軽鉄道ワム3。

駅待合室やプラットホーム上、そしてこの車両自体にも何の案内もないので、展示保存車云々というより、倉庫代わりに留置されてそれっきりなのだろうか。



ということで、唐突に見つけたワムにも満足したので津軽五所川原行に乗車し、五所川原へ。


途中の津軽飯詰駅に留置されていた客車のオハフ33。
冬季のストーブ列車用がなぜここにあるのかと思ったが、アテンダントさん曰く「地域イベントにてバーの店舗として使う」のだそうで。

※おそらく、このイベントだった模様。








大満足して、五所川原駅前のバスターミナルへ。

五所川原駅前発・青森営業所行のバスで青森駅前まで乗車する為、1110円のバス切符を購入。
鉄道よりちょっとだけ高いが、川部での乗り換えタイミングがダルそうだし、青森駅前までそのまま座っていられるならその方がいいし、なおかつ一度ぐらい青森の路線バスを「体験」として利用しておきたかったというのもある。


なお、帰宅ラッシュが始まる直前ぐらいの時間帯だったので、国道7号などが(おそらく)混むこともなく、すんなり青森駅へ。

なお、天気は快晴とは行かないものの崩れてくる気配もなかった。




・・・これだから、半年足らずでオレ流緊急事態宣言する羽目になるんじゃないですかね・・・

■続く








2023-05-06

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月18日 津軽海峡電撃戦 

 2022年9月18日 青森港フェリー埠頭 青函フェリーターミナル


バイパス沿いの快活CLUBで世界情勢についての知見を深めてから、青函フェリーターミナルへ。

なお、津軽海峡フェリーと青函フェリーはターミナルの建屋が全く別で、「まずはフェリーターミナルらしい建屋に行けば何とかなる」訳でもないので注意。



青森発・函館行1便(午前2時青森発):あさかぜ21のチケットを発券。





ターミナル2Fの待合所で待機。

青函フェリーは、津軽海峡フェリーと較べるとこの辺りがわりと簡素化されている感じであり、旅客向けサービスらしきものはジュースの自動販売機と携帯電話の充電スポット、大型テレビぐらいであった(Wi-Fiがあったかどうか覚えていない)。
売店や食堂などはなく、上記画像でシャッターが下りてる箇所も貸しスペースの類と思われる(案内図を見ると、かつて何かあったような修正が施されてはいるが)。




あさかぜ21乗船待機。



定刻通り乗船し、出航。

船内設備については特段語ることもないが、電子レンジや給湯機の備え付けがあるので埠頭前のファミリーマートで弁当やインスタント食品を購入して乗船中の食事としてもいいかもしれない。

あと、追加料金・別料金で利用できるグリーン席、個室の類は用意されておらず(トラックドライバー向け寝台は用意されている)、画像のようなカーペット敷客室(席番指定などはない)と狭いカフェのカウンター席のような展望客席が用意されている。

シャワールームが設置されているが、利用料金や利用方法などは確認していない。

深夜の航行で特にやることも無いので朝6時の到着まで早々に仮眠。


・・・・・・



ごらんあれが函館山と親の顔よりよく見たわしが指を指す~

夜明け頃、函館入港。


この頃、別の問題が浮上し、タフな旅行計画(迫真)に影響を与える。
14日に発生した台風14号が、18日には九州南部に接近。18日時点での予報では九州を縦断し日本海を通過してから、19~20日にかけて山形・秋田付近で東北に上陸し岩手・青森を横断もしくは津軽海峡を通過して太平洋に抜けるようなルートが予測されていた。

仮に青森直撃・横断コースではなかったとしても、秋田や山形を横断する(横断しなくても東北地方への最接近)時点で何等かの影響は免れないと考えるべきであり、ツーリングそのものを一旦中断しどこかに連泊で退避すべきかと考えた。

その場合、このまま函館に居座るか、青森へ戻るかが問題となってくる。

函館に連泊で居座って函館市電乗り倒しをするかと思うも、この時は函館での宿候補が殆ど無かったように覚えている。
そして、函館市電乗り倒し以外に函館でやること・やりたいことがない。
戊辰戦争巡りというプランがあったかもしれないが、それをやるにも事前プランニングが破滅的に無さ過ぎる。

それなら、青森・弘前でやり残したことは幾つもあるし、自転車出すのは躊躇しても外出出来て公共交通機関も止まらない程度なら、JR線や青い森鉄道、津軽鉄道、弘南鉄道とまだ何かできる下地がある・・・

ということで、「摩周丸」見学が終わって特に何も思いつかなければ青森へ戻ることにした。




函館到着


青函フェリー 函館ターミナル


青函フェリーの函館ターミナルは津軽海峡フェリーの函館ターミナルと異なり、わりと質素な建屋。
ターミナル内の旅客向けサービスは、自動販売機とトイレぐらいで売店や食堂はないので必要であれば国道沿いのコンビニや飲食店まで行く必要がある。
とはいえ、新日本海フェリーの地の果てめいた苫小牧東FTなどとは違い、函館市街直近なので店を探すことに苦労はしないと思う。




フェリー乗船前もこれといった食事をしていないので、一番近いメシ屋の「ラーメン山岡家」で朝飯。

北海道で飯というと、セイコーマート飯かラーメン山岡家かという偏ったイメージしかもっていないが前回は喰わずじまいだったし、早朝6時過ぎから開いてある飯屋でなおかつ北海道めいたとこと言えばここぐらいしか思いつかなかった。

北海道まで来て「すき家」というのも、まあ何か興を削がれる感じではあるし。




メニューで冒険する気もないので、無難というかプレーンそうな塩ネギラーメン(だった筈)

・・・不味くはない、不味くはないんだが、40過ぎの胃腸にはそろそろキツい。
いわゆる二郎系ラーメンとか、関西人の人体の102%を構成すると言われる天下一品ラーメンとか好きな向きにはいいんだと思うけど、キツい。

ぜったいゲッフウウウウウて来そうだったので、サイドメニューはライスだけにしておいたけど、それでも「ライスが余計だった」と思う程度にゲッフウウウて来た。

北海道まで来て、あじへいラーメンが恋しくなるとは思わんかった。
いやま、そのあじへいラーメンですら、レギュラーサイズが量的にそろそろキツくなってきたんすけどね。
自分42歳児なんでわんぱくメニューいいすか(胃もたれしてますという顔)





案の定ゲッフウウウとなりつつ、函館市街のメインストリートであろう函館駅前交差点に到着。
この時点で午前7時過ぎであり、摩周丸は当然のようなオープンしていないので函館市電を眺めることにした。





昨日まで、函館市電完全乗車しようかどうしようか考えてたけど、函館駅前で何本か眺めてたら満足しちゃった。



朝も早くから盛況そうな函館朝市

ちなみにおじさんは市場の匂いというか生簀の匂いというかそういう潮臭さ?が苦手なので近寄ってない。
海産物そのものが食えない訳じゃないんだけどね・・・。

たぶんこういうとこの飯屋で海の幸山盛りの豪華なドンブリを喰うのが、真っ当な観光客なんだろうねえとは思う(地場スーパーの飯ばっか食ってる人)。


何がうごめいてるのかと思ったらカニだった。


函館駅前から目と鼻の先にある摩周丸係留埠頭に到着。
この時点で7時半過ぎ、開館8時半っていう・・・。






時間潰しがてら、埠頭や回りを眺めてみる。
ここからでも視認できる函館山頂上の施設、なんかすげえ秘密基地感バリバリで嫌いじゃないw

・・・それにしても、こういうダブついた時間にこそ知らん土地をサイクリングすりゃいいのになと後になって後悔するわけであり、学習せんおっさんだな?という。






摩周丸見学の感想。

鉄道車両甲板とその保存車や機関室まで見学できた「八甲田丸」と較べると、あっさりしているという印象はどうしても否めない。

ただ、日本有数の一大観光地でもある東京という土地にあってすら維持できずに消えていった「羊蹄丸」を考えると、「摩周丸」と「八甲田丸」がフローティングパビリオンとして維持されていることをまずは喜ぶべきだろうとは思う。

家族連れなどのグループ旅行ではそうもいかないだろうが、おじさんのような単独行であれば津軽海峡フェリーか青函フェリーを活用して青森と函館のハシゴをしていただきたい。





可動橋。
青森と異なり、レールを撤去してある。





可動橋付近には、周辺の整備を行う為なのか蒸気機関車のものとおぼしい動輪や「大雪丸大錨」と刻まれた石碑とその「大雪丸大錨」とおぼしい錨などが雑然と置かれている。


可動橋前から、かつて鉄路で接続されていた函館駅方面を眺める。
ということで、懸案であった「摩周丸」見学も終了!

普通観光といったら、五稜郭とか新撰組聖地探訪とか函館山の夜景とか函館朝市じゃないんですかヤダー!って言われそうだが、普通の観光じゃないからいいんだよ!
金持ってる普通の真っ当な観光客は、仙台からひたすら北上してこないんだよ!
地場スーパー飯ばっかり食ったりしないんだよ!
↑グループ旅行の幹事やプランナーをやらせてはいけない42歳



函館駅直近。
右隣の倉庫は、かつては貨車が直付けしていたような感じ(最初からトラック荷役前提で作ったとはちょっと思えない)であるし、ひょっとしたらこの道路はその側線跡かもしれない。



北海道と言えばセイコーマートである(ぐう正)





北海道に来た以上、サイクリストはホットシェフのホットスナックとソフトカツゲンとセコマPBのソフトドリンクを摂取しなければただちに影響が生じるという重要なガクジツ的エビデスネンも存在する・・・



ということで、津軽海峡フェリーの函館ターミナルに到着。
2年ぶりっすねえ。

12時発の青森行14便「ブルーハピネス」の乗船券を発行。北海道滞在6時間www


ここの売店は、シルバーフェリー八戸FTのそれと同じ感じで大好き。
あと、いかにも観光客向けなお土産売り場は別で設置されている。

自転車だと、弁当とかクッチャクッチャになりそうだからあんまり買えないんだけどね・・・。
さっきのセコマで腹膨れちゃったし、あと朝の山岡家がまだもたれてる感じするし。




この時点で既に終了前日な「下北サイクリスト応援企画 ~走ろう!国道279号~ 下北半島縦断スタンプラリー」のポスター。

まあ・・・前以て知ってたら走れたかと言われましてもね・・・






乗船予定の「ブルーハピネス」。
津軽海峡フェリーの船もシャワールームが用意されているけど、結局使わず。

シルバーフェリーみたく7~8時間かかるってんならまだしも、4時間程度の航路だと何か面倒くさい。
ズブ濡れになってるわけでもないし、9月後半の北海道はもう涼しいし・・・。




「ブルーハピネス」のスタンダード船室で早々に寝っ転がる。
そういえば、いろんなフェリーに乗ってきてこういう船室出入口の脇とかにカーテンつきの小さな空間があったりして「これ何?」ってずっと考えてたんだけど、そこが「着替えとかする為にカーテンを閉められるブース」だということにようやく気付いた。

いやあ・・・おじさんってば他人が居ない瞬間見計らってパパッと着替えるか、船内の浴場行った時に着替え済ませちゃうとかしちゃうもんだから、全然思い至らんかったわ。





さて、これで6月の豊後水道フェリーチャレンジに引き続いて、2年前からの宿題であった津軽海峡フェリーチャレンジも一応クリアできた訳だが、とりあえず所見。

津軽海峡フェリーと青函フェリーの両社を比較した場合、料金的には青函フェリーが僅かに安い。
船内の旅客向け設備という点では、津軽海峡フェリーの方がラグジュアリーというか充実している(船内の自動販売機バリエーションや上級船室の数、有人インフォメーションなど)感はあり、「3時間半~4時間程度の航海」に何をどれだけ求めるか次第ではないかと思う。
故に、青函フェリーと津軽海峡フェリーのそれぞれを利用できたことは「優劣の判定」という意味でなく「純粋に得難い経験」だったと思っている。

形容し難い話ではあるが、「青函フェリー」にはクラシックな旅情(こういった表現が的を得ているかどうかは知らない)を感じるし、「津軽海峡フェリー」は率直に言って色々便利である。


ターミナルの所在地も、青森は建屋と桟橋こそ違うがほぼ同じ場所、函館はそれぞれが少々離れているけど徒歩圏内であり函館市街エリアという点からもそれほど逸脱していない。
北海道に来たと思ったら「苫小牧東フェリーターミナル」とかいう”苫小牧と言っていいんですかそこ”みたいな北海道的尺度感覚を感じる地の果てに放りだされるよりかはずっとマシである。

運航本数は両社とも片道8本・往復16本(2023年時点)であり、似たような時間帯で運航している。逆に言うと、二社が微妙にダイヤをズラしているので穴のある時間帯が無いという素晴らしい状態である。
幼児や高齢者、介助が必要な方を含んだ旅行だと「いつもの生活サイクルから逸脱した時間帯での活動」は大変だろうが、わしのような単独マンであれば豊後水道フェリーチャレンジがそうであったように「深夜を移動に費やせるだけでなく、その間に仮眠なり食事なりできる」というのは非常に有益である。





ということで、青森到着。

いやまあ、最終的には苫小牧からフェリー乗船する為にまた北海道行くんですけどね・・・




出発前に「青函フェリー」のターミナル二階の待合所にもう一度寄ってみた。

シャッターの向こうに何があるのか興味があったわけだが、少なくとも2022年9月にはこのようにギャラリー(この時は絵画)などの貸しスペースというかフリースペースのように扱われていた。


で、この時に目下最大の懸案であった「台風14号に対してどうするか」という点。

この時点での予報を総合的に考えると「青森・弘前へのガチ当たり」は無さそうで、秋田か山形辺りに上陸して、岩手あたりで太平洋に抜ける・その辺りで温帯低気圧になる・・・という。

台風直撃コースではないにせよ、「晩夏の快晴」などと考えるのは流石に命知らず過ぎるし、仮にクソ荒れだった場合「行った先で何もできない(施設臨時休業など)」可能性もある訳であり、死ぬほど迷った結果、台風が完全に過ぎ去る21日の出発まで青森三連泊という予定変更(いかにも元々予定があったような顔)に至った。

冒頭でも述べたように、多少天気がカスでもJRや津軽鉄道、弘南鉄道が動いてるようならそれ乗って遊びに行く(乗ること自体がレジャーでもあるが)ことができるし、それがもし無理そうなら部屋で不貞腐れて寝ているかオ〇ニーでもしているか、青森市街の散歩でもすればいいかと割り切ることにしていた。

かのアンドリュー・フォーク准将も「高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応」という名言を残しているので、まあそういうことだよキミィ!ガハハ!





で、宿につくまでのおまけ。

かつて青森市に存在した「青森県公用臨港線」の跡。

青森駅から複数の埠頭に向かって延伸されていた貨物専用線が存在したという。
上図の画像(青森ベイブリッジ東端側交差点の近く)で、道路の中央分離帯の切れ目を通りから左手の大型倉庫脇の更地に向かって貨物線が敷設されていたらしい。右手の水色屋根の倉庫は専用線が敷設されていたころから存在していた模様。
Googleマップで見ると確かに「いかにも鉄道跡地くさい中途半端な空き地」が所在している。



同じ地点から振り返って青森駅側を眺める。
上図画像の三角州のような更地より手前側の道路が貨物線跡で、更地のさらに向こう側・青森ベイブリッジへ上る道路もその一部が貨物線跡で、さらに東側の埠頭へ延伸されていた線があったという。

ここは現在「聖徳公園」として整備された場所で、ここから少し東側に移動した場所・Googleマップで言うところの「浜町緑地」の近くには「あきらかに鉄道を埋めた跡」が垣間見える。

現在、あおもり駅前ビーチやA-Factory、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」などとして整備されている場所に側線やら貨物線やらがみっちり走っていた訳だろうが、今ではそんな面影すらない。






で、本日から三連泊する「青森センターホテル」
青森駅至近で、徒歩15~20分ぐらいの場所だが、「まちなか温泉」という日帰り温泉施設併設である。

自転車をどうしたもんかと考えたが、フロントに申し出たら休止中の喫茶フロアか何かにチェックアウトまで保管してもらえた。
基本的に、21日出発までは19・20日と自転車出さない気満々なのでヨシ!
まあこの、「自転車保管で難儀する」ってのが都市部で泊まる時に頭痛い点なんすよね・・・
市街地でも都市規模やホテルによっちゃクソデカ駐車場抱えてるから自転車停める場所も不自由しなかったりするけど。







寝床と風呂はバッチリ確保できたけど、晩飯まだだったわ・・・



ということで、一番近いマエダストアを探しだしてヘコヘコ買い物しに行ってきたわけだが・・・





弁当的なものがもりそばぐらいしか残っておらず、イギリストーストとわかめスープ焼きそばバゴーンを買ってきて、ついでに途中というか目と鼻の先にあるデイリーヤマザキで唐揚げ弁当買ってきたという・・・これが津軽メシ・・・(誤解)

■続く