このBlogについて

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作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

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2023-06-28

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月21日 ごらんあれが龍飛岬(未遂)

 2022年9月21日 青森センターホテル


台風が温帯低気圧となり、天候も回復したのでどうしようかと考えた結果、津軽半島を行けるとこまで行って折り返し、状況次第で五所川原市街もしくは青森市街を今日のゴールとすることにした。

率直に言って、名古屋へのフェリー(苫小牧発)は既に予約してあるので八戸に直行して義ギリギリまで北海道サイクリングという手も無いこともないが、青森にも色々未練があるので今日は津軽半島、明日は三沢あたり、明後日夕方に八戸からシルバーフェリー乗船で北海道へ・・・ということにした。

で、龍飛岬まで行ければツーリングとしては一番締まりがいいんだろうが、津軽半島東側の国道280号コースとしてホテルから岬までが片道80kmチョイ。
当然そこから戻ってくる行程もある(深夜の津軽半島の山奥を走る根性がない)し、飯食ってダラダラしてチェックアウト時間ギリギリまで粘っていたので、津軽線終点の三厩駅あたりで折り返しが現実的な線かということで出発。





津軽海峡フェリーのFTに立ち寄り、ジュースで一服してから売店で津軽海峡フェリーステッカーと国道7号ステッカーを購入。

2023年2月のプレスリリースによると、2023年10月から室蘭~青森航路が運行開始されるとのことで、サイクリストにとっても 渡島半島の山越え無しで青森から札幌・千歳や旭川・稚内方面へのツーリングルートを計画できるのは実によろこばしい。

逆も然りで、苫小牧もしくは小樽まで渡道してから南下し、東北南下ツーリングをしつつ秋田や新潟、仙台から中部・関西方面へ帰還するルートも計画できるので個人的に大変喜ばしい。




青函フェリーの「はやぶさ」を眺めたりして、向こうしばらくは来ることができないであろう青森FTを後にする。

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基本的には、国道280号/280号バイパス沿いに今別方面へ北上する訳だが、280号に蟹田まで並行するように津軽線が存在する。




率直に言って、典型的なローカル線の津軽線だが海峡線を介して北海道と本州を接続する路線でもあり、上下の貨物列車がビュンビュン通過するし、津軽半島の片隅で貨物列車同士の対向を見るとは思っていなかった。

何せ、津軽線の普通列車は1回見たかどうかぐらいだが、蟹田駅までの2時間弱で数本見た記憶はある。ダイヤのチェックなどはしていないが、おそらく津軽線の旅客列車より通過する貨物の方が本数が多そうではあるし、実際に多いのだろう。




前日の平賀駅前での話を蒸し返すようなものだが、津軽線の駅舎というか待合室は立ち寄った駅に限って言えば本数とその旅客数に不釣り合いな程度に立派なものが整備されている。


※後潟駅
※瀬辺地駅
※津軽宮田駅

色々な理由や背景はあるのかもしれないが、やはり「ナンボ少ない旅客でも、津軽半島(冬)のガチ風雪に晒すのは・・・」があるのだろう。



津軽半島をトロトロと北上。
蟹田駅辺りまでは、国道280号・280号バイパス・(おそらく)広域農道が並走するように整備されており、津軽半島の風情を楽しみたければ280号、とにかくアベレージを稼ぐならバイパス(しかも油川~瀬辺地間は立派な側道が整備されており、農繁期以外はストレスフリーなライドを楽しめそうだ)や農道といった具合だろう。




外ヶ浜町進入。右手は陸奥湾と下北半島。

で、外ヶ浜町からは龍飛岬まで青森県道12号を介して中泊→小泊経由で龍飛岬に至るルート、県道12号から14号を介して北海道新幹線・津軽線に沿うように今別経由で至るルート、このまま280号を通行し津軽半島の外縁を反時計回りに龍飛岬に至るルートのおよそ三種類がある。

今回、津軽半島一周ライドでもないし、竜飛岬到達が目的でもないので小泊という津軽半島の西側に向かう理由もなく、このまま280号沿いに今別方面に向かうものとする。




道の駅たいらだてで昼食。




国道280号をひたすら進む。





「だるま滝」
だるまのような形をしているからということでその通称らしいが、近くで見ている分にはイマイチピンとこない。








津軽国定公園 袰月海岸高野崎

展望フロア兼無料休憩所の二階席がある食事処「信光丸」と、注文無しで利用できる休憩所が併設されている食事処が所在する。
なお、訪問当日の「信光丸」は定休日で、店頭の貼り紙によると9月の営業日は毎週金土日である由(2022年9月時点の情報)。


これは些か偏見めいた考えではあるが、2年前に下北半島でスンスン泣かされた身としては青森市街外縁の青森FTから高野崎に至るまで下北半島に負けず劣らずなタフなサイクリングを強いられるのかと思ったが、高野崎周辺に至るまで驚くほど快適なルートであり、高野崎周辺でようやくアップダウンらしいものに遭遇したといった感すらある。

交通量も特に外ヶ浜町・蟹田以北は想像以上に少なかった。今別~外ヶ浜の連絡という意味では北海道新幹線沿いの県道14号もあるし、半島東側沿岸の住民やビジネス上の理由(定期便など)などでなければ280号沿いに今別に至る理由も少ないのだろう。
ただ、9月のド平日であったのも一因だとは思っている。
下北半島の場合は、大間で原子力施設工事の為に車両がゴンゴン出入りしている(地元向け対策であろう「工事車両交通監視所」の小屋が各所にあったりする)上、大湊・大畑から大間まで実質的に国道279号一本で津軽半島東側のようなエスケープルートも無く(338号が半島西側に走っているが、大間が目的であれば凄まじく遠回りである)交通量も多く路面コンディションもよろしくなかった。





風力発電装置の羽根を再利用したオブジェ「龍飛ウェルカムツリー」
この時点で16時ちょうどぐらいであり、ここから龍飛岬までおよそ13~14km。
龍飛岬到着時点で17時になっているであろうことはほぼ確定であるし、そうなると周辺のレストハウスなども閉店。
薄暗くなってきた津軽半島の北端をほっつき回る積極的な理由もないので、津軽線終点の三厩駅を冷やかしてから県道14号経由で五所川原もしくは青森市街方面へ折り返すこととした。
上記で「五所川原もしくは青森市街方面へ折り返す」とフワフワしたことを言っているのは、この時点でこの日の終点を確定させていないというクソ舐めた旅程によるものである。




津軽線終点の三厩駅(無人駅)。
周囲の風情も相まって、こちらの方が「本州最北端の現役鉄道駅」と錯覚しそうだが、あくまで「津軽半島最北端の現役鉄道駅」である。

なお、2023年6月時点で2022年8月発生の災害により津軽線は蟹田~三厩間が代行バスによる運行となっているので旅行者は注意されたい。




待合所は施錠されておらず、内部の自動販売機やトイレを利用できる。




ごらんあれが三厩駅~♪
イマジナリー北のはずれと~親の顔よりよく見たわしが指を指す~♪(名曲)




日本フリー素材・人物部門ツートップのひとり・義経クンオッスオッス!
ちなみに、もうひとりは弘法大師。


ということで、ここから折り返していく。





青函トンネル入口広場とトンネル工事の「貫通岩」を祀ったトンネル神社
軽食やお土産(「トンネル神社」の御朱印もこちらで販売している模様)などを販売しているらしい商店は訪問時は閉店していた。週末のみの営業だろうか。

アクセスについては、国道280号バイパス区間直近ではあるけれど津軽線(鉄道であれ代行バスであれ)の運行本数がお察しであるので、公共交通機関メインで訪問するなら北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅からタクシーを利用するのが一番手っ取り早いだろう。
ただ、龍飛岬も含めて津軽半島全体の観光を考えるなら、青森駅か新青森駅あたりでレンタカーを用意した方がいいかもしれない。






トンネル神社とおそらく御神体扱いの貫通石。

お賽銭を掘削機のそれであろう貫通孔(注連縄の下にある明らかに天然の浸食作用によるそれではないだろう穴)に投げ込んで、石の向こうに転がり落ちれば御利益が盛りだくさんでどうとかこうとか。

商店と神社の他には、新幹線を模した塗装の公衆トイレと通過する新幹線を眺める為の展望台、それなりの台数が駐車できる駐車場が用意されている。




北海道新幹線 奥津軽いまべつ駅。


奥津軽いまべつ駅の駅前案内図だが、同地に所在する筈の津軽線・津軽二股駅の案内が無い。
新幹線を利用する旅客の混乱を避ける為なのか、JR北海道がJR東の駅舎どころか屋根のついた待合所すらない無人駅の面倒を見てやる必要はない(ビジネス的な契約などがないのなら、道理ではある)と考えているのかなどの理由はさておき。

で、その津軽二股駅が多少案内の手を抜かれても困らない程度に分かりやすいかというと。



こちらは津軽二股駅ではなく、道の駅「いまべつ」。
時刻表の掲示程度はあったと思うが、基本的に関係がないだろうし、店内を軽く回った際は乗車券の委託販売などは無かったと記憶している。

で、津軽二俣駅は道の駅建屋の奥。わかるかこんなもん。

ちなみに先述の奥津軽いまべつ駅前案内図からここまで何がしかの案内があった訳ではない。



こちらが津軽二股駅
この時、初めて津軽二股駅という鉄道駅の存在を示す標識を見た気がする。
というか、県道14号側からでもこの駅を示す標識など無かったと思う。
こちらも、蟹田~三厩間が不通なので代行バス運行区間となっている。
場所が場所・・・それなりの都市圏なら「新幹線駅へアクセスする在来線駅」として活躍できそうだが、率直に言って津軽半島の山ン中である。
ただし、奥津軽いまべつ駅から中泊方面の津軽鉄道・津軽中里駅への予約制乗合タクシーや今別町の町内巡回バスが運行されているので、下手に津軽線の利用に拘泥するよりはフットワークの軽い観光ができそうではある。

なお、津軽二俣駅から奥津軽いまべつ駅への連絡通路・・・などという上品なものはない。




で、奥津軽いまべつ駅前を出発して、県道14号線上の外ヶ浜町と今別町の境界に差し掛かるあたりでちょうど18時ぐらい・・・なんですけどね・・・

クッソ寒いんじゃが???(ガチ震え)


9月中旬~下旬の地元(三重南部)ならまだまだクソ暑いとはいえ、北東北や北海道は8月末で日が暮れたらもう肌寒くなるというのは2020年の教訓で嫌というほどわかってましたけどね?

特にここから蟹田方面に向かってダウンヒルな訳ですよ・・・

ざむいいいいいいいいいいいいいいいいい






おお・・・サイクリスト救いの神・マエダストア蟹田店じゃ・・・ありがてえありがてえ・・・

何か温食を摂取したかったが、時間が時間(19時前)だけに弁当らしいものは全滅しておりやむを得ずゼリーで飢えを凌ぐ。

で、五所川原方面ではこれといった宿も取れず、青森市街も似たような状況。

さあどうすんだこれと思ったが、先日の津軽海峡電撃戦前日の折、青森FTから国道7号の間に何軒かラブホがあったよな・・・?と思いだしたのでそちらへ。





※ヒント:9月です

持ってきてよかった、春秋用のフルフィンガーグローブとウインドブレーカー!

そりゃ肌寒くなるとは思ってたけどさ・・・東北スタート初日の宮城で16度とか17度とかだったから、まあなんとかなるやん?と思うじゃないすか・・・

10度とか11度とかお前・・・北東北ビギナーにもうちょっと優しくしてほしいッスよ・・・
こんな北東北にガチられたらメソメソ泣いちゃうじゃないすか・・・(嗚咽)




※ホテル・Cuara

なんで、わしは9月なのに震えてんだろうかと思いつつ、国道7号バイパス近くの「ホテル・Cuara」に到着。

限りなくベストと言えた三沢の「ベルサイユ」のような戸建てガレージ式ではないけど、それを言い出したらキリがないし、料金もちょうどいい感じなのでここへ。




地球ロックかませそうな配管付近に駐輪。








有料販売冷蔵庫のソフトドリンクは一律で150円。アルコール類は310円。
ラブホの有料販売としてはわりかし良心的な価格設定である。
まあ文句があるならそこいらのコンビニかスーパーで安酒買い込んで持ち込めやという話でもある。

で、道の駅での昼飯以来、食事らしい食事をとっていなかったので近所のローソンで晩飯と明日の朝食を用意する為に外出。

ラブホの例に漏れず、「外出時には料金を一旦精算する(いわゆる無銭利用防止)」訳だが、部屋備え付けの案内を見る限りでは、このホテルで事前精算による外出可能なのは「宿泊」利用時のみで「休憩」利用時では外出できないとのこと。

※上記の対応を非難している訳ではありません、そういう対応もあるんですねというだけのことです

ということで、飯食って風呂入って寝る

■まだまだ続くんじゃよ・・・