このBlogについて

イスラエルや戦後系の戦車作ったり、おっぱいがけしからんフィギュア
作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

FELTとANCHORと9S下駄の熱い三台体制(活用できているとは言っていない)

2023-03-30

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月13日 オレと治とデハ3

 9月13日 スーパーダブルエックス北上店


「黙れ小僧!この残念スケベビデオにサンが救えるのか!」というマイサンのガッカリションボリ感を引きずりつつ、おはようございます。

個室利用者は無料でシャワーを利用できる(個室利用しない場合は500円で利用可能)ので、温かいシャワーを浴びてさっぱりとしてから出発。

で、すっごく逆説的な話なんですけど、このツーリングで利用した宿泊施設もしくはそれに準ずる施設でこういう「マトモな駐輪場」というか「明らかな駐輪場」があったの、ここだけなんですよ。

とはいえ、フロント近くの倉庫スペースに屋内保管させてくれたり、物置内に保管させてくれたりした宿もあるので、ここ以外が自転車旅行者に対して不親切とかそういうこと言いたい訳じゃないんすけどね。



今日のネタバレ、北上から雫石の鶯宿温泉まで。
今回のクソいい加減無計画ツーの秘めたるプラン(熱い矛盾)として「湯治しようぜ!湯治!あちこち痛いんだよ!」ということで、予算とルート的に可能であれば「ビジホの迫真芋洗い天然温泉じゃなくて温泉地らしいとこ行こうぜ」と。

改めて予約メール等チェックしてたら、前日(12日)の20時つまるところ展勝地公園でC58眺めてた頃には鶯宿温泉のホテルを予約してるという手際。
あらやだ、こちらのお嬢様はとっても計画的ですことオホホ(厭味)

今日の予定は

北上を出発してから花巻電鉄の馬面電車ことデハ3見学
花巻電鉄・花巻温泉線跡走行(現在のJR花巻駅西口付近~花巻温泉ゲート前までの区間)
雫石空中衝突事故慰霊地の見学。

の三本がメイン
まあ、デハ3がメイン中のメインですけどね。

北上盆地北上ルートは、デハ3見る為に決まったようなもんですし、これでデハ3見なかったら youは何しに花巻へ?(圧迫) みたいな話ですからして・・・



南部家敷・総本店を横目に、国道4号を花巻へ北上。


で、ボサッと国道4号を走行していると、そのまま花巻を通過して盛岡方面へ行ってしまうので、東北本線を跨ぐ手前あたりで岩手県道298号へシフトし東北本線の西側へ戻るルートを探す。

後日チェックしてみると、北上から花巻まで国道4号とほぼ並行しているような「平和街道」を通れば、余計なことせずに花巻駅西口方面に行けたんすねぇ・・・と。

・・・旧街道筋なんて激混みなんやろ!ワイは騙されへんで!(疑心暗鬼マン)




東北本線の西側に所在する材木町公園に到着。

JR花巻駅からは負担にならない程度の徒歩圏内だが、公園利用者用の駐車場は存在しないようなので自家用車やレンタカーなどでこちらを訪問する場合は、JR花巻駅前の有料駐車場を利用した方がよさそう。





※花巻電鉄 デハ3

うむ、まごうことなき馬面である。

見ての通り、屋根付+全周フェンス付+フェンス通用口は施錠 と、「地域の公園など自由にアクセスできる場所」に保存されている車両の保全環境としては素晴らしい状態で保存されている。

あと、地域のイベントなどでライトアップされる為か照明設備も備わっており、その操作ボックスらしきものがデハ3と同じツートンカラーで塗装されているのも感じがよい。





デハ3の隣に佇む木造建築物は、旧所在地から移築され「市民の家」として使用されている旧花巻町役場庁舎。

花巻市HPによると、同施設は現在休館中とされているが、材木町公園訪問時に冷やかし程度にほんのちょっとだけ入館したような記憶がある。

・・・ただ記憶が曖昧すぎるので、本当に入館したかどうか怪しいが。
玄関で回れ右して折り返したかもしれない。



左手の道路と、奥で軽自動車が出ようとしている道路が鉛温泉までの併用軌道線跡であるという。

今回はそちらに用がないというか、予定には組んでいないしトレースするには些か面倒そうな箇所もあるので、花巻温泉線跡のみとした。


※花巻駅西口駐輪場付近
屋根付き駐輪場が花巻電鉄・花巻駅舎やプラットホームの跡地で、中央の通路が西花巻駅方面への路盤跡?


※花巻駅西口駐輪場付近

左手には、西口と花巻駅の正面である東口を繋ぐ地下通路の出入口が所在する。

蛇口が生えている石碑は、西口広場整備を記念する石碑の模様。
とりあえず、顔を洗ってさっぱりしておく。

※花巻駅西口から眺めるJR花巻駅構内

フェンス手前のコンクリート製土台の残骸は架線柱のそれというより、国鉄駅と花巻電鉄側を繋いでいたという跨線橋の基礎か、花巻電鉄の花巻駅構内に建てられていた花巻温泉郷の看板(↓↓の画像参照)の基礎かもしれない。


※西口広場に建てられている「花巻電鉄 花巻駅跡地」の看板

看板内に掲載されてる往年の花巻駅の姿は、アングルから察するに前述の跨線橋から撮影されたと思われる。

さてすんげえ今更ではあるが、事前リサーチがgdgd過ぎて、国鉄花巻駅を挟んで花巻電鉄と繋がっていた岩手軽便鉄道の存在については完全にノータッチ。

何かが残っている訳ではなさそうだが、多少なりとてチェックして現地を観ればより知見が深まったであろうにとは思う。


※西口と東口を連絡する地下道出入口

花巻電鉄とその花巻駅が存在したことを思わせるようなものは、おそらくほぼ消滅しているJR花巻駅西口。
このロータリー周辺は、元々花巻駅前のバスやタクシー乗り場だったのかもしれない。




ということで、花巻駅跡から歩行者・自転車道となった花巻温泉線跡を巡っていく。

こちらはほぼ全線が歩行者・自転車道として転用されたというが、花巻電鉄全廃後の都市開発で造成し直し多少歪になったであろう部分(花巻東高校から花巻駅跡にかけての住宅地エリアに見られる、鉄道線ではありえないであろう直角的なカーブやアップダウンなど)はある。

で、自転車専用道ではなく歩行者・自転車道(サイクリストでもこの辺りを何か勘違いしている輩が多いのはどういうことか)なので、花巻駅跡~花巻東高校・花巻市民憩いの場であろう日居城野運動公園までは歩行者も相応に居るので、走行時には十分注意されたい。







普通に走行している限りでは、これといった鉄道遺構は見当たらない。
廃線跡リサーチをされているブログやサイトを拝見すると、転用された橋台や細かな遺構・遺物があるようだが、自転車に乗って路面や周囲を眺めている限りでは判然としない。

花巻駅と終点の花巻温泉駅との間に数駅存在したというが、それらを示すような遺構や花巻駅跡のような説明看板などもない。
自転車道と農地の間に、いかにも鉄道駅や側線の跡でございと言わんばかりに「納屋一つ建てられそうにない、使い道に困っていそうなやたら細長い空き地」や地元の人々が手入れされているだろう美しい花壇はあったりしたが。

どちらがいい悪いとか優劣とかの話ではないが、飽きるほどレールや駅跡を眺めた栗原電鉄・くりはら田園鉄道跡との差がすごい。



※花巻温泉駅跡に到着。
かつての駅舎跡から、花巻温泉歓迎ゲートを眺める



ということで、終点の花巻温泉駅跡に到着。






※花巻電鉄 花巻温泉駅跡

見落とした可能性があるかもしれないが、駅跡であることを示すモニュメントや看板の類はない。
不勉強ゆえ、当初は現在の歓迎ゲートと駅跡の間にホームや線路があったと誤解していた(少し考えれば、無茶苦茶すぎてありえないし不可能な配線や線形とわかりそうなものだが)が、駅跡から少し低い場所の更地と現在郵便局が立っている場所が駅構内であったらしい。

花巻電鉄現役時代の賑わっていた花巻温泉駅のスナップをネット上で見る限り、歓迎ゲート側から向かって左側(花壇やバス停標識のある辺り)に売店や旅客の待合所、中央付近に改札、右側が窓口、駅事務所や詰所の建屋といった感じの構成であった模様。






改札跡付近から、かつての構内跡を眺める。
安全柵に固定された看板は、特に何の変哲もない町内図。

ここを、花巻温泉の湯に浸かりに来た旅行者や、花巻市街や北上、盛岡、果ては仙台や青森、上野もしくはそれ以上の遠い場所へ旅立つ人々が通っていったのだろう・・・とガラにもなくセンチメンタルになってみる。

左手の建屋は現行の路線バス利用者向けの待合所で、奥の建屋は花巻温泉郵便局



駅舎跡に存在する、よくわからない円形の何かの跡。

花巻電鉄線全廃後に駅舎を解体撤去してから、花巻温泉郷の玄関口をアピールするためにもバスの待合所か何がしかの施設や設備でも建てたのだろうか。

それとも、更地をコンクリート舗装する際にたまたまこういう施工跡になっただけなのか。




往年のスナップを見ると、この辺りにバスが停車していることが多いので、駅前バス停がこの辺りに設定されていた模様。



かつての駅前バス停付近から、発車時間まで待機中の岩手県交通バスが停車している現在のバス停留所を眺める。
駅舎の売店・待合所跡付近にもバス停が設定されているが、おそらく駅舎跡前は終点で、こちらは始発点ということだろうか。

駅舎跡前でバスを待機させると交通を阻害するだろうから、こういうことになっているのかとは思う。


※セブンイレブン 花巻北湯口店

花巻温泉を離脱して、本日最初の食事。

できれば地場系スーパーの飯にしたかったが、周辺にそれらしい店が無く、花巻温泉周辺にもこの時間帯(11時前)で食事したり弁当を購入できそうな店も無さそうだったのでコンビニ飯となった。
三陸産わかめのおにぎりなので、東北メシと言ってよい(正論)。

おそらく、国道4号や東北本線沿いに移動すればメシ屋でもスーパーでも何でもあったと思うが、その為にルート逸脱するのもアレだし。



※何がどうというわけでもないが、矢巾町進入




率直に申し上げて、雫石川・御所湖南岸エリアに到達するまで特にこれといって語ることがない。

ただ、学校の駐車場にも除雪用とおぼしいホイールローダーが停めてあったり、小売店などの駐車場の脇にも手押し式のロータリー除雪機が置かれているのが東北だなぁ、というヨソモン特有の感想。







雫石町進入。





日没までに到達できなければ諦めるつもりだった「森のしずく公園」(旧名称「慰霊の森」)に到着。



雫石空中衝突事故の事故現場であり、その慰霊の地の の ぼ り 口 に到着。

・・・待って?のぼり口?ワッツ?




5 5 0 段 ・・・

記 帳 所 までが345メートルであって、最奥の航空安全祈念の塔までもっとあるってことですよね・・・

ごめん、SPD-SLよりは歩行向けのSPDシューズでもキツい・・・



とりあえず、のぼり口の慰霊碑前にて黙祷を捧げさせてもらうことにした。
ちなみに周辺に有人の受付などはありません。上った先にもたぶん無い筈。




事故現場の図を見ると、いかに凄惨極まる事故だったかがわかる。
軽々しく言うことではないだろうが、雨の如く人が降ってくる光景など想像したくない。



のぼり口周辺。見ての通り、トイレなどの施設はなく、駐車や転回の為のスペースとベンチが用意されている程度。

で、そのベンチに腰掛けてチョット休憩・・・と思ったら





お、治(オサムカッコカリ)ーーーー!!???

・・・見たところ、住宅の扉の鍵でもなさそうだし、自転車のリング錠やシリンダ錠だと鍵が本体に刺さっていないとロックが解除されない筈(ロック解除後に鍵を本体から抜けるタイプもあるにはある)・・・
机の抽斗やロッカーの鍵、100均のチャチいワイヤーロック用といった感じかな。

というか、これが誰かの忘れものとしてどこに届けりゃいいんでしょうね・・・雫石の交番

もし、誰かが周囲の山に登っているか、550段登っていて何かの理由でここに置いてあるとしたら、わしが忘れ物届け出の為とはいえ持ち去ったらヤバいよね?

・・・

よし、治(オサムカッコカリ)に届けこの気持ちと念じつつ、戻る。というか今日の宿へ。








買い物や食事ができそうな店を確認しつつ、今日の宿「ホテル レムナント鶯宿」に。

・・・おん?東日本神学校とか書いてありますけど?エイメンとかそういう?(無知)

検索したら、こういう団体というか施設が同居しているらしい。

ホテルと神学校、どちらが主で従なのかは判然としないし、宿泊に差し支えなければどうでもいいが。

レムナントっていうのも、キリスト教圏の宗教用語らしいすね?
単語としては「残り物、半端物」って意味らしいけど、宗教用語としては「聖地エルサレムから離散しなかった真のイスラエル人、求道者」みたいなニュアンスがあるとかどうとか。
※ざっくり検索しただけの付け焼刃の知識なので間違っているかもしれません。



ホテルそのものは韓国系ビジネスマンが経営しているらしく、「ソウル」という韓国レストランもあるようだが訪問時(2022年9月)は休業中だった。

温泉の日帰り入浴は通常通り営業していた。

とりあえず誤解のないようにしておきたいが、チェックインから翌日のチェックアウトまで何がしかの宗教的勧誘を受けたり、寄付を求められたり、そういった意味合いのトークや文書の配布を受けるようなことは一切なかったと申し上げておきたい。

大浴場の休憩場に所謂韓流ブームの雑誌や書籍に混ざってキリスト教学(と思う)の本が置かれていたり、宴会場であったとおぼしい部屋が神学校の礼拝堂に転用されていた・・・というが、わしが利用した際に目にしたすべてと言ってもいい。
客室内には宗教的なそれと思わせる装飾や書籍などの物品は無かった。
そもそもホテルスタッフとの接触がチェックイン時のみであり、翌日のチェックアウト時はフロント不在だったので鍵をカウンターに置いてそのまま出ていったほどだ。

端的に言って、ホテルの洋室で抽斗に聖書が入っている程度のものと言っていい。
そういや、最近の新しいビジホはああいう聖書置いてないのかな?





というか、予約の時点でわかってはいたけど、ここコインランドリーが無いんだよね・・・

むしろ、それが問題なんですが・・・
イエス様だってゴキゲンなラップをSONYのウォークマンで聞きながら「HEY!YO!汝の隣人を愛せYO!Hoooo!」とかキメながらコインランドリーで洗濯ぐらいするやん?
MIHOTOKEも「Bullshit!
なんてこった!女房にコインランドリーに行ってこいって言われてるのに!天竺に行くより時間がかかっちまうよ!」て言うてるやん?(両方向に凄まじい冒涜をする浄土真宗高田派マン)

ここに来るまで、県道沿いにコインランドリーも無かったしなぁ・・・
雫石川の北岸・・・雫石町の国道46号沿い行けばあるかなぁ・・・

・・・まあ、とりあえず

※うぐいす飯店

飯!食わずにはいられない!


ネゴヂャン・・・


※ラーメン定食いただきます。


Aコープ ごしょ店

飯食った後、Aコープで飲み物などを購入。この辺りの雫石川南岸でまとまった買い物ができそうな店は、ここと向かいのローソンぐらいかな・・・






飯と買い物を済ませたら、そそくさと撤退。
どうせなら、鶯宿温泉の奥の方まで冷やかせばよかったかなと後になって思うなど。
そんなのばっかやんけこのおっさん。



戻ってきたけど・・・洗濯どうっすかなぁ・・・助けてジーザス!

■続く