このBlogについて

イスラエルや戦後系の戦車作ったり、おっぱいがけしからんフィギュア
作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

FELTとANCHORと9S下駄の熱い三台体制(活用できているとは言っていない)

2022-11-24

とある喪中()の豊後水道フェリーチャレンジ 八幡浜(愛媛)~中津(大分)前編

 




※八幡浜港フェリーターミナル


彡(゚)(゚) < 20時前に臼杵からのフェリーを降りて、次に乗る別府行の宇和島運輸フェリーが0時20分発・・・乗船手続き含めて23時までは特に何もできんから回りをウロついたり、まだ開いてるスーパーで船内用の飲み物でも買ってくるやで~


霜 )ノ < 前回も言ったが、宇和島運輸の深夜便(別府~八幡浜、八幡浜~臼杵)は電話予約時の申告で午前3時過ぎの入港後も2時間ぐらい船内休憩で乗船していられるし、船内休憩の利用で追加料金とかは発生しないぞ。

下の画像みたいにチケットにスタンプが押されるし、乗船時に客室係の人が船内休憩する乗客・しない乗客とで案内する船室を分けてる感じだったな。
おかげで船内休憩を利用する乗客のエリアはみんな仮眠してるから静かに過ごせたぞ。

あと、入港後の休憩時間中の乗下船はできないからな。







彡(゚)(゚) < ただし、仮眠用に毛布借りようとしたら感染症予防っちうことで貸出を中止とったで(2022年6月時点)。

6月の九州やからイケるやろ!と思ったら、なかなか底冷えしたわ。


霜 ) < 感染症が終息しない限りが貸し出し中止も終わらないだろうから、荷物に余裕のあるマイカー客とかはハーフケットやタオルケットぐらい用意しといた方がいいと思うぞ。
暑さ寒さは上着脱ぐとか上着着るとかで耐えられても、二等客室のカーペット敷とか板張りの上に寝てるのと同じようなもんで寝つきも悪いしな。
まあ、フェリーのカーペット敷二等客室が寝心地よかったような話は聞いたことないけどよ。


霞 )」 < 板子一枚下は地獄とかいう駆逐艦娘レスラーの心意気を現わしたママの名ゼリフはあもりにも有名すぐるわね!


;霜 ) < そういう意味じゃないんだけどな?


Googleマップ=サン < 鳥羽一郎か何か?


「てやてや広場」(元々あったショッパーズ店舗がリニューアルした模様)

彡(゚)(゚) < で、乗船手続きが始まるまでの時間潰しやら買い物やら兼ねて、八幡浜をウロついた訳やけど。


霜 ) < おん?これって、「ンョ゛ハー ゛」とかいうスーパーじゃ・・・あれなんか違くね?


Googleマップ=サン < =ョ" l゜-ズ ・・・? なんか違うな?

ちなショッパーズ店舗は八幡浜市街北側にもある


彡(゚)(゚) < ちな最初、ここがあの「ンョ゛ハー ゛」とかいうスーパーね!と思ったけどなんか佇まいが違うな?と思って、帰ってから調べたら件の店は長浜の店舗やったでという。


※フジグラン北浜


彡(゚)(゚) < ここで飲み物とか買ってくやでー。


霜 ) < ちなみに、ここの近所にある八幡浜黒湯温泉 みなと湯っていう日帰り温泉でフェリー乗る前に風呂入って行こうかと思ったけど、21時ぐらいで駐車場がスゲー混んでたらヤメといたわ。





彡(゚)(゚) < 時間になったから乗船するやで~

ちな今回はひたすら寝てたから、アッサが上で言うてたこと以外は別府下船まで何も書くことが無いんやで、すまんな。










※別府港


Googleマップ=サン < さて、定刻通りに別府に入港してから、朝の5時半前まで船内休憩したけど、やっぱり毛布は欲しかったな。
底冷えするし、床が痛いわ・・・


霞 )」 < ハッ!相変わらずクソ雑魚クンっすね~^(侮蔑)

私や朝霜ママのようなタフ極まりない駆逐艦娘レスラーを見習ってどうぞ(戒め)


;霜 ) < いや、お前だって「マ・・・ママ・・・ むかしのように・・・もう一度ぬくもりを・・・」って、サウザーの最期の台詞みたいなこと言ってアタイに抱き着いてきたじゃねーか。

そりゃ、アタイだって肌寒かったけど、お前ガッチリホールドしすぎなんだよ!アタイを絞め落とす気かよ!?


;霞 ) < フィ、フィニッシュホールドの練習だから、多少はね?(レスラー特有の言い訳)


Googleマップ=サン < 哀しい童貞やで・・・誰よりも愛深き故に(ハナホジー

というか、誰が艦隊これくしょんイチゴ味をやれと言うたんや・・・


彡(^)(^) < これには朝霞純愛警察のワイ巡査もニッコリやで!






※別府港 宇和島運輸フェリーターミナル内


Googleマップ=サン < で、FTでトイレ借りてから出発するが、いちお「豊後水道フェリーチャレンジ」としてはコレで達成としとくぞ。

数年前までは、佐伯~宿毛 の宿毛フェリーがあったけど、4年前に航路休止になって音沙汰無しでどうなったかと思ったら、wikiによると運行休止後もそれまでの燃料代が払えん船の修理代が払えんとかで詰んで、船員は解雇、船も差し押さえられて別の会社に売られたらしいな。

それで再開かと思ったら、このパンデミックやら戦争絡みの燃料・物価高騰やらなにやらで船を買った方も運行再開できる見通しは無いやろ。


霜 ) < で、今(2022年6月)の佐伯港はこんな↓状態らしい。
下北半島の東日本フェリー跡地を思い出すよな。





霞 ) < いずれにせよ、これで

三崎(愛媛)~佐賀関(大分)
臼杵(大分)~八幡浜(愛媛)
八幡浜(愛媛)~別府(大分)

については、臼杵~八幡浜の宇和島運輸航路以外クリアしたわけよね。

臼杵~八幡浜の宇和島運輸航路はどうすんの?
航路的にはほぼ一緒だから、船と会社が違う以外は変わり映え無いと言えば無いんだけど。



彡(゚)(゚) < う~ん、九州→四国もしくは四国→九州のツーリングプランを組む時に押し込むぐらいしか手が無いんすわ。

別府・大分・新門司や東予・新居浜を起点にするプラン組むと今回とあまり変わらん気がするから、宮崎カーフェリー使って臼杵以南を走る流れとかかなぁ・・・と。




別府交通センター


彡(゚)(゚) < で、今日のルートやけど、中津にある「HOTEL R9 the Yard 中津」をゴールとするで。

国道10号は除外として、杵築から豊後高田までR213沿いの国東半島ほぼ半周コース と、杵築から豊後高田まで大分県道49号・34号を通るコースを考えて後者を選んだで。

Googleマップ=サン < 後者については、国道10号と並行するようなコースではあるが、日豊本線沿いの国道10号よりは交通量が少ないやろと判断した。
前者については、R213コースはトンネルが10数か所ある上に単純な距離で見ても、県道49・34号コースの三倍近いからやめた。

豊後高田をゴールに設定したらそれでもよかったかもしれんが、中津をゴールに設定したし、国東半島を半周する積極的理由もないしな・・・


霜 ) < 国東半島は、周防灘フェリーチャレンジやる時でいいんじゃね?


彡(゚)(゚) < えっ


霜 ) < えっじゃねぇよ。

松山の三津から山口の柳井徳山から国東半島の竹田津にそれぞれ渡るフェリーあるじゃねぇか。

順番はどっちでもいいけどよ、東予と別府とスタートかゴールにそれぞれ設定したら大阪南港発着のオレンジフェリーとさんふらわあで移動できるじゃねぇか?

な?簡単だろ?


彡;(゚)(゚) < ど、どうも・・・ボブ霜さん・・・



Googleマップ=サン < オイオイオイ


霞 ) < 死ぬわねアイツ






彡;(゚)(゚) < と、というわけで、まずは国道10号で杵築方面へ移動するで(震え声)




~~~~~~~~ 後編へ ~~~~~~~~




2022-11-21

東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリングの装備あれこれ

 東北+ちょっとだけ北海道無計画ツーリングにおいて、久々にBlackburn outpost seat bagを使用してみた。


※8年目の愛車FELT・F95 と Blackburn outpost seat bag


ブラックバーンのシートバッグそのものは数年前に購入し、5年前の伊勢~出雲ツーリングの折にも使用したがその際は装備に対する理解不足やこの種のバイクパッキングに対する絶対的経験値・理解不足のせいで「走行や旅程に影響を与える、総じて使いづらい装備」という認識に至り、それ以来ほぼお蔵入り状態。


で、今回の無計画ツーにあたり、前回の北海道+東北ツーにおける反省も踏まえていつものAlturaリアバッグでは携行予定の装備に対して容量不足・・・豊後水道フェリーチャレンジで投入したAlturaリアバッグ+キャリア+オーストリッチのP-115Sを組み合わせたANCHORで行こうかと思うも、これだけガッツリしたツーリング(但し無計画である)には、付き合いの長いFELTを出したい+輪行も考慮したいので、キャリア無しのFELTにするという結論に至り、それならと無聊を囲っていたBlackburn outpost seat bagも投入することに。






※豊後水道フェリーチャレンジにおけるANCHOR・RNC3EX



で、ブラックバーンのバッグについて検索したら、こちらのブログ記事「ぼっちと孤高の分かれ道」様より )を拝読して「そもそも装着方法を一部間違えていた」などハゲそうな事実に直面した。

ということで、件の記事を熟読しつつ装着・運用方法などに対する理解も深めつつ、おそらく発生しうるであろう「バッグの横振れ」についてはミノウラのSBS-250 シートバックスタビライザーを装着することで対応することにした。






早い話が、バッグを左右から押さえ込むことで横振れをさせなくする棒という単純極まる装備。
効果は抜群であり、ツーリング中は少なくとも「バッグの横振れ」に悩まされることは無かった。
両サイドにはボトルケージを装着できる台座が用意されており、ケージを装着することでそこにも追加のボトルや(ケージに収まるサイズであれば)輪行袋などを収容できる優れもの。

・・・と、言いたいが、出発前に実際にケージを装着して色々試した結果

バッグ本体の取り外し またはドライバッグのみの取り外しであっても、ケージが恐ろしく邪魔。

スタンド無しロードバイクでは避けることが厳しい「壁面などへの立てかけ駐輪」にあたっても、ケージが邪魔であり樹脂製ケージであればその際に破損するリスクがあり得る。

ケージそのものやケージから突き出した搭載物(輪行袋やボトルなど)が乗下車時にやたら当たる(これは自転車のサイズやライダー自身の体格も影響しているかもしれないが)

ということで、ボトルケージ二個分の積載量増加というメリットと前述のデメリットを比較した結果、デメリットの方が問題であると判断して件の台座はカラのままツーリングへ。

その判断自体に後悔はしていないが、件の台座を利用すれば「何がしかの装備品・ホルダーなどをボルト留めできる」訳であり、今後機会があればそれを活用することも考えたい。








で、ツーリング当日になってから露見した問題。

ドライバッグへの詰め方が悪いのか何なのか、ドライバッグがダラリと中折れ?してしまう。
背負子(と表現していいかどうか分からないが、正式名称や他の適当な名称も思いつかないので)のベルトを締めあげてみてもドライバッグの重量に負けてしまうのか上の画像のようにダラりとオジギをしてしまう。






おそらく路面状況になどによってはバッグ底面が後輪としそうなレベル(おそらく何度か接触している)であり、車を預けた有料駐車場から名古屋港フェリーターミナルまでの20km程度で上記画像のような有様なので、行きのフェリーで翌日夕刻下船する仙台港到着までに何がしかの対策を考えることにした。




仙台入港まで色々考えた結果、上記画像(仙台下船時の装備積み直しの結果)のように上手くいったように見えるのはマグレと考えるべきであり「ドライバッグの中折れを根本的に予防するのは現時点のスキルや経験値では無理」という結論に至り、ではどうするか?ということで「垂れ下がった背負子もろとも、自転車側の構造物を利用して締め上げて持ち上げる」ことにした。





ではどうやってそれを施すか?ということで、仙台港近くのカインズ仙台港店荷締ベルト(ラッシングベルト)を購入。

フェリーの仙台入港が夕方で、なおかつ大型ショッピングモールが目と鼻の先にあって助かった。
これで、新日本海フェリーで苫小牧東港下船とかなれば、深夜にコンビニすらない場所に放り出される訳でこの手当すら出来なかった。


背負子後面のモールにベルトを通し、そこからサドルのサドルレールへ通して締め上げ。
大雑把に言えば、サドルレールを支点にして背負子を引き上げるような感じ。





※背負子後面のモールには、テールライトを装着

後ろから見るとこんな感じ。

見てくれはともかく、ラッシングベルトの通し方や締め上げそのものが不十分でない限りは垂れ下がりが悪化することもなく、ラッシングベルトやバッグそのものに何がしかのダメージを与えることもなかった。

と、延々とネガティブなことを書き綴ったが、差し当たって問題となる部分さえどうにかなってしまえば、このバッグはその大容量・ドライバッグの防水性能・ドライバッグと背負子が別構造であることの使い易さに大変救われた。





今回の旅では、財布やスマートフォン、駐車場に預けた車の鍵と言った貴重品と使用頻度の多そうな装備品(マスク、モバイルバッテリーや常備薬、手洗い用の紙セッケンなど)は基本的にフロントバッグに集中させて、自転車を離れる際はそれを携行。

万が一自転車を盗まれたなどの場合でも、フロントバッグ一つ抱えていれば自宅までは帰還できることが可能としている(まったく最悪のケースではあるけれど)

圧縮パックに詰めた着替えや充電用のACアダプター・ケーブル類、予備のウェア・グローブ、ウインドブレーカー、当地で購入したお土産品など「その日のスタートからゴールまで基本的に用が無さそうなもの」はドライバッグに詰込み。
これについては、中折れ防止のラッシングベルトを通したことによってドライバッグへのアクセスが余計面倒臭くなったので、「ライド中は基本的に用事がないもの」をとにかくそちらへ入れてフロントバッグやトップチューブ直下のフレームバッグの容量を稼ぎたいという目論見もあった。
容量は公称11リットルだが、物品の形状や詰込み方次第で有効活用できるもできないも変わってくる。

そこで、着替えや電気製品、紙類など防水性の高いドライバッグに優先して入れるべきものは入れるとして「折りたたんだりコンパクトにするには限度があるが、風雨に晒しても差し支えの無いもの」については、ドライバッグと背負子の間に挟み込んだり、背負子のベルトを利用してそこに括り付けるなどの固定方法で携行することにした。


具体的にはビニール袋に入れたマリンシューズやポケッタブルリュック(手提げバッグとのコンバーチブル)、ワイヤーロック、ワークマンのレインポンチョなどがそれであり、ドライバッグと背負子の間に挟み込むのはまさしくマリンシューズやポケッタブルリュックにお誂え向きであった。


ちなみに輪行に備えて携行していった輪行袋については、使用機会が岩手・雫石→青森・八戸の一度きりであり、ツーリング中盤以降は無用の長物と化して自宅最寄りの郵便局留めで他の不要物やお土産品と一緒に送り返すこととなった。



北海道で泣きそうなほど降られた際、ドライバッグの内容物はまったく濡れておらず完璧にその役割を果たしてくれた。

幸いというべきか、何というべきか、ドライバッグがその防水性能をフルに発揮するような雨に見舞われたのはその1日だけであった。










あとついでに、ワークマンにて980円で購入したマリンシューズ。

6月の豊後水道フェリーチャレンジ前に購入し、東北北海道ツーでもフェリー船内での移動や宿泊先周辺での散歩・買い物などで活躍。
安いクロックスやサンダルの類でもよさそうには思うが、存外に嵩張ってしまうことがあるので、アッパー側を平たく潰すことのできるマリンシューズはそういった点でも優れている。





2022-11-17

じてんしゃのおにいちゃん、自転車直すってよ その11

 



ヘッドパーツとフロントのアウター受け組み込み。
当初は、ボールリテーナーとアウター受けを新品入換するつもりがボールリテーナーの欠損も無いし、外観も磨けばそこそこキレイになったのでそのまま使用。


組付け後にグリグリとフロントフォークを動かしてみたら、特に支障は無さそう。





※転換剤塗布前
※転換剤塗布乾燥後



些か無視しがたい赤錆がフレーム内にあり、KUREの3-36なども吹き付けてあるもののやはり精神衛生的によろしくないので、ホルツのサビチェンジャー(錆転換剤)を塗ってみた。


肉眼で確認できなかったり、おそらく清掃が行き届いていないであろう箇所にも錆はありそうだけど、「何とかできそう」な部分だけでも何とかしておくだけで多少は気分がよい。








ハブのメンテが終わったホイールに、タイヤ(パセラジャケット・28C用)チューブ(IRC BICYCLE TUBE 700X28-35C 仏式48mmバルブ)を組み込み。

チューブをIRCにするにあたって拘りがあるわけでなく、Amazonやモノタロウ、ヨドバシなどを検索してたまたまモノタロウの在庫が一番安くてついでに買うものもあったという程度の理由。

タイヤについては多少の転がり性能云々はどうでもよく、いかに高寿命で耐久性に優れているかということで試したかったので、パセラジャケットにした次第。

タイヤのレビューというAmazonの評価などでは、いろんなタイヤが「硬くて入らない!!ムキー!!!」みたいなことで低評価を喰らっているが、今まで数種類のタイヤを使用してきて1000~1500円程度のタイヤペンチを使って嵌らないタイヤに出くわした覚えがないので、自転車メンテにあたって「タイヤ・チューブ交換とパンク修理」は自前とする人は常備しておいて損はない。


前後輪をフレームに装着して、久方ぶりに自転車らしい姿になったと思いきやクイックリリースをガチガチに締め込んだ後輪が左右にカタカタ触れるという現象。

どうやら玉押し調整が結果としてユルすぎたようで、取り外してやり直したらガチガチ過ぎたようで今度はホイールが満足に回転すらしないという、玉押しあるある的沼。








2022-11-10

日豊本線 下ノ江(したのえ)駅

 

※JR九州 日豊本線 下ノ江駅







往年の雰囲気をよく伝える渋い木造駅舎(無人駅)。
駅舎前には飲料の自動販売機と電話ボックスが設置されており、駅舎の外れには公衆トイレが設置されている。







駅舎内も特に飾りつけなどが施されている訳でもなく、これらもかつての雰囲気をよく伝えている。

ただし、自動券売機は駅舎内ではなくホーム上の待合室に設置されている(設備管理や防犯的な理由なのか、乗客の利便に配慮した結果なのかはわからない)という、過去に見聞した無人駅と較べても珍しいパターン。





駅舎には、駅舎やトイレなどの設備が地元自治会の努力によって管理維持されているという利用者へのマナー啓蒙看板が掲げられている。






※ホーム上の待合室に自動券売機が設置されている


※佐伯行き列車が停車している線路の隣で雑草に覆われている箇所は、かつての貨物側線でフェンスが立てられている箇所が貨物荷役ホームの跡らしい






敷地内には稲荷神社(下ノ江鳥越稲荷)が建立されている。

この稲荷神社の由縁については、臼杵市のサイトにも地域の歴史として掲載されているが、当地の看板に掲載された内容とはややニュアンスが異なる。

当地の看板では

"大正初期の日豊本線工事の時点で「山狐の巣があった山を掘り返したことによる狐の祟り」と言われるような災厄に見舞われ、「祟り」を恐れた作業員の逃亡により鉄道工事が中断。
当地とは違う場所で稲荷大明神を奉祀したところ、災厄も収まり、下ノ江駅も無事開業。
しかし、開業後はその稲荷大明神を放置し荒廃させた結果、災厄が再発し当時の駅長が駅前空地の当地に改めて奉祀し、災厄による犠牲者の供養も執り行った結果、災厄も収まり以後は毎年例祭を行っている”(看板の内容から要約)

という「日豊本線開通工事の時から”祟り”に見舞われていた」感じであり、臼杵市HPに掲載されている「山狐の巣があった山を掘り崩した土で造成したせいで下ノ江駅が祟りに見舞われていた」という内容と一連の経過や事後の顛末はややニュアンスが異なっている。

記述にあたって確認した史料やそれに対する解釈などの違いなのかどうかは不明であるし、どちらが正誤であるかと論じるような学識もないが、当地の稲荷神社は苔むして雑草に覆われるような粗雑な扱われようではなく、地元の人々によって丁寧に祀られていることは伺えた。


訪問時期:2022年6月初旬