【資料本レビュー】 Deutsche Reichsbahn in Bildern
ISBN:978-3-86852-342-3
ページ数:176
価格:1869円(2012年9月、Amazon購入価格)
言語:ドイツ語
元というかメインのHPを年末に閉鎖してしまうので、Blogでコンテンツとして資料レビューをやっていこうというにした。レビュアーとして、上白沢女史に御同席いただく。
ふむ、大統領に御指名いただいたのは光栄だが、こういった事はメタい意味で阿求殿の方がよかったんじゃないか?
・・・稗田女史とは極めて解消し難い見解の相違が発生していてね。
まったく何でもかんでも妊娠ENDを持ち込むとか忍ブロのうま味を理解しない愚行じゃないかねまったくこれだからあの求聞ゴロはブツブツ・・・
ま、まぁ、色々事情がおありのようだから聞かなかったことにしておくよ(どうせロクでもないことだろうなぁ)。
さて、今回の一冊は表題にある「写真で綴るドイツ国鉄1930-45」のとおり、戦前から戦時中にかけてのドイツ国鉄写真集だ。
こういった鉄道系写真集の相場はうp主が浅学ゆえに無知だが、ハードカバーで2000円以下という、いつも買っている戦車系ではちょっと考えられない低価格となっている。
円高のせいかギリシャのアレでユーロがアレなせいかはよく分からないが、大した価格だ。
さて、肝心の中身だが、とにかく「ドイツ国鉄写真帳」といった感じだ。特定の路線や車種に拘ることなく、色々載せている。鉄道車両だけでなく、鉄道職員や作業員などの働く人々、駅や操車場・車輛工場などの施設や給炭・給水などの設備、鉄道を利用する人々、そしてその時代といった具合にだ。
キャプションは簡潔にまとめられ、とにかく写真が豊富かつ大きいサイズで掲載されているのが非常に好ましい。キャプションや本文はドイツ語のみだが、写真を眺めるだけでも十分楽しめる。
本書で面白いのは、いわゆる鉄道部門だけではなく鉄道フェリーや連絡船のような水運、トラックを用いた自動車輸送にも焦点を当てていることだろう。ドイッチュ・ライヒスバーンのロゴを荷台側面に大きく描いたベンツの4.5トントラックなど、その積み荷(ミルク缶から大型プラント機器まで)ともどもモデラーの創作意欲をそそるのではないだろうか?
このブログを見ているような海兵には、戦時中の写真が気になるところだろう。空軍将校と見まごうような制服の鉄道職員、女子鉄道職員、戦地での人員・物資輸送、保線作業、パルチザンなどによる襲撃・破壊工作とおぼしき鉄道や列車の破壊など様々だが、「●△戦車の貴重な鉄道輸送シーン」といったものはないので、そういった向きを所望する際は注意されたい。
戦時と戦前の割合は、6:4といったところだろうか?どちらにしても色々なスナップが楽しめるので、どっちがどうという優劣はつけがたいな。日本の国鉄は戦後の高度成長期に隆盛を極めた(同時進行で衰退した部分もあるが)が、ドイツ国鉄の場合は戦前~戦時までがそのピークのような気がするよ。これは敗戦によってドイツ国鉄がその路線網ともども、東西に分断されたことも無関係ではないだろう。
以前に読んだ本かウェブ上のテキストでは、東西ドイツ統一後に、旧西側のドイツ鉄道関係者が旧東側の鉄道を調査したら、戦前レベルものをやりくりしながら運営していたような状態で、施設や設備の類は老朽化というレベルではなかったらしい。無論、おえらいさんの目に止まるような都市部はともかく、地方閑散路線は日本の国鉄末期ってレベルじゃねーぞ!?だったらしい。まあ、うp主個人としては「一部の思いあがった組合関係者」はともかく、一般的な日本の国鉄職員はJR化されるまで十分に努力したと思っているらしいがね。
「国鉄とは何だったのか」という話はそのスジの人々に任せるとして、この本は統計的なデータ・アーカイブの類ではなく、とにかく「見て楽しむ」本だ。にわか鉄のうp主がそう思えたのだし、山の河童の言う「お値段以上」という奴だろう。いつの世でも、どのジャンルでも「絵や写真が多い本は楽しい」というものだと私は思うよ。データや論文などはそのジャンルに首まで浸かる気になってから漁ればいいことだ。
!? にとり君がNinjaの尻子玉(意味深)を抜いて忍ブロNTR展開とか許されざるよ!?これは海兵隊を妖怪の山に緊急展開せざるを得ないな・・・。
いや、私はそういうつもりで言った訳じゃないんだが・・・
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E-50進捗
フィギュアはDMLの戦車兵セットを使用。軍装の時期的なマッチングどうこうとか知らん、アズクハルに聞け(カロン話)。
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