このBlogについて

イスラエルや戦後系の戦車作ったり、おっぱいがけしからんフィギュア
作ったり、年中、体のどこが具合悪いと文句垂れるおっさん「サビ屋」のBlogなんやな・・・。

※自転車乗り始めてからババチビりそうな勢いで模型作ってないってそれ前から言われてるから(戒め)

FELTとANCHORと9S下駄の熱い三台体制(活用できているとは言っていない)
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2023-05-22

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月20日 弘南鉄道東急東横線

 2022年9月20日 青森センターホテル





台風14号は九州からいったん日本海に出た後はかなり足が速くなったようで、新潟に再上陸してから20日の朝に宮城・岩手あたりで太平洋側に抜けて温帯低気圧になったという。

青森にはそれほど接近していないとはいえ、天気自体はそれなりに荒れたようであった。
で、本日利用のJRや弘南鉄道含めて行動圏内の公共交通機関には特に支障が無さそうなので昨日に引き続き、青森駅へ。






※奥に見る橋梁は青森ベイブリッジ

青函連絡船全盛期つまるところ全盛期の青森駅のことは当然知らないが、かつては首都圏と連絡する優等列車もひっきりなしに発着していたのだろうなぁと。


※弘前駅

津軽フリーパスを使い、今日は弘前へ。
うん、天気よくなってきたw



弘南鉄道 弘前駅

前回は、サイクルトレインチャレンジの為に大鰐線のみ利用したが今回は弘南線を利用。
2020年時点ではサイクルトレインの利用可能範囲が大鰐線のみであったが、改札に掲示されたポスターにもあるように現在は土日祝限定とはいえ弘南線も利用可能であり、弘南鉄道全線でサイクルトレインが利用可能となっている。
青森を旅する予定があるサイクリストは旅程の許す限りでぜひ利用してみてほしい。


ちなみに、弘南鉄道全線(弘南・大鰐)も津軽フリーパス適用範囲である。
使っておいてこんなこと言うのも偽善に過ぎるだろうが、弘南鉄道的に大丈夫なんだろうかこれ。
貧乏旅行者としては、利便と経済性で有無を言わせないそれを使ってしまうのでまったく偽善の過ぎた心配事ではあるんだが。




※車内には自転車固定用のベルトが用意されているが、あくまで補助的なものであり実際には利用者が自転車を支えて揺動転動しないようにしなくてはいけない。



ということで、黒石行に乗車してとりま黒石へ。

※お前東急東横線かよぉ!?
このつり革広告って、弘南鉄道がわざわざ復刻させたやつだったかな、それとも東急から車両買った時にわざとそのままにしてたやつだったかな。
鉄道系のWebニュースでチラ見したような気はするんだが、どうにもあやふやである。





どう見ても東急東横線です、本当に(ry

と、片手の指で足りる程度しか東急を使ったことのないイナカモンが言ってみる。
期せずして始まる、弘南鉄道東急東横線撮影会。





※黒石駅 駅前

今にして思えば、ロータリーに所在する弘南バス乗り場は昨日の五所川原同様に最高にトラディショナルな空気を感じるが、折り返しの弘前行に乗車する為に駅前のスナップを撮って撤退。
・・・何でこんなに急いでたんだ、夕方以降の予定とか何も無いのに(困惑)
1本ぐらい遅らせて、黒石散策ぐらいせえよ旅舐めてんのか > 拙者





とはいえ、黒石駅構内でトラディショナルな空気の一端を味わったり。
黒石電報電話局という、おそらくもう存在しないであろう組織名(自動化された設備としては存在するかもしれんが)がたまらない。

カエルコールとか、ここから電車乗って弘前や青森に遊びに行く高校生にはわからんよな・・・わしだって知らんかったもん(カエルコールキャンペーン時、5歳か6歳)。





途中、平賀駅で下車。
流石は東急東横線・・・と思わせるクソデカ駅舎に見えるが、おそらく2/3は広域指定組織もといJAである。
残りは弘南鉄道本社と平賀駅と弘南産業という地元企業。

で、平賀駅でわざわざ下車した理由は



ウム・・・


ステンレス電車車体倉庫と鋼製貨車倉庫いいゾコレ~

と、黒石行乗車時に車窓から見えたこれらを敷地外から観察するべくわざわざ平賀駅下車。

満足したところで、ちょうど昼頃だけど飯どうしようかな・・・飯屋らしい飯屋は駅の近くに無さそうだし、かといってガッツリ飯食いたいほど腹も空いていない。





一流のタフなサイクリストにとって、さとちょう平賀駅前店で買った工藤パンの菓子パンはタフな旅に欠かせない・・・


駅舎の待合でモシャモシャ食うのも何かアレ(そこそこ人が居たので)だなと思ったので、平賀駅前広場の休憩所と銘打たれた施設を有難く利用。

見ての通り、屋根とベンチだけの・・・というものではなくガッチリとした建屋の休憩所。
おそらく、平賀駅からのバス利用者向けのサービスでもあるのだろう。
平賀駅前の休憩所に限らず、末端の無人駅はともかくそれなりの規模の駅(少なくとも有人窓口がある)の駅前に設けられたバス乗り場は、こういった立派な(少なくとも風雪に直接晒されない)待合所が多いと感じた。

無人駅のホームでも、横殴りの風雪でもしのげるような待合所が設置されてることが多く、少なくとも伊予亀岡駅のようにカーポートに鉄道資産標が生えた程度の、屋根とベンチの幅すら限界まで削ったような簡易駅舎?は北東北では見なかった(存在するかもしれないが)。

・・・率直なところとして夏はまだしも、「世界有数の豪雪地帯」である津軽平野の吹き荒ぶ風雪の中で野晒しでバスや列車を待つというのは、如何なる津軽人にとってもタフな状況に過ぎるということなんだろうか。
本腰入れてやってるわけではないが、こういった観察も地域の違いを感じられてなかなか楽しい。




ということで、平賀から弘前行に乗車して弘前へ・・・







なんすかこれwwwドチャクソチカチカするんじゃがwww
期間限定の企画列車だった模様・・・インテリの考えたアートとは難しいのう


※弘前ねぷたと初音ミクのコラボ



弘前駅前をチラッと眺めてから、青森行に乗車。
ホント、なんでこんなに急いでんのこの人(セルフ呆れ)






青森駅に戻ってから、駅ビル「立食いそば処 津軽」で津軽そばを喰う。

駅ビル内に他にも飯屋は入ってたんだけど、どこも混んでたのよね・・・家人お隠れから色々とお世話になった隣近所にちょっと土産買っただけで出てきちゃった。





ホテル戻ってから輪行袋や駅ビルで買ったお土産などこれからの旅程には不要なものを纏め、送り返す為にホテル近所の郵便局へ。
当然、自宅には誰もいないので自宅最寄りの郵便局留めで発送。

なお、郵便局留めは指定局到着から10日間が留置き期限なので、送料の節約という点も鑑みて何度も送らず帰宅する期日を考慮して纏めて送るべきだろう。

・・・そうか、たぶんこの為に昼間の予定をセカセカしてた・・・のかな・・・?(覚えてねえのか)

で、今日のオチ↓





風呂入ってコインランドリーで洗濯終わってベッドでクタァ・・・〇□=ってしてる時、理由もなくテレビ点けたら、この時初めて「館内コインランドリーの稼働状況」チェックできることに気づいたという。

うん・・・まあ・・・すっげえ便利だと思う・・・思うけど・・・もっと早く気づいてどうぞ

--------------- 翌21日からツーリング再開 ---------------







2023-05-08

無職が行く東北とちょっとだけ北海道無計画ツーリング 9月19日 オレと治(太宰)とトラディショナルメシ

 2022年9月19日 青森センターホテル

台風14号が日本海沿いに中国地方から北陸・東北地方に接近しているけど、今日はまだそこまで荒れてない。
荒れてないというか、少なくともホテルから外出する際は曇っていた程度。

JRや青い森鉄道、弘南鉄道、津軽鉄道含めて今日明日使おうと思っている公共交通機関は問題無さそうなので青森駅へ。




青森駅周辺再開発ということで、何やらクソデカ駅ビルをブッ立てている模様。




9時53分発の弘前行に乗車する前に、青森駅の券売機で今日明日使う「津軽フリーパス」を購入。
2022年9月時点では大人2100円(2023年に値上げされて2430円)だったこちらのフリーパス、JR区間だけでなく弘南鉄道の全線(弘南線と大鰐線)と津軽鉄道(五所川原~金木)、弘南バスの弘前近郊区間(たぶん)で2日間使用できるという熱いフリーパス。

2022年当時で1日辺り1000円チョイであり、青森と弘前を往復しただけでまず元が取れたし、津軽鉄道の津軽五所川原~金木を往復(1120円)だけでも元が取れた。
津軽フリーパスなのに津軽線がまったく設定されていないが、正直なところ青森~三厩の津軽線沿線に初見の観光客が鉄道で観光するのは難易度が高いと言わざるを得ないので、妥当なところだとは思う。

あと、2023年に紙版の津軽フリーパスが廃止されてデジタル版のみになったというが、電子マネーやキャッシュレス決済が進化しても「いつでもどこでも和歌山や島根の山奥でも現金が最強」なのは変わらないように、通信状態やシステムエラー(某損保の任意保険継続更新をする際に某損保の専用アプリで弾かれまくった個人的経験からこれが一番信用できない)という当人に過失がない原因のせいで「キセル」扱いされかねないようなデジタル版だけでなく、紙きっぷは残してほしい。





今日は津軽鉄道が目的なので、川部駅で五能線の五所川原行に乗り換え。
ちなみに、五能線の川部~五所川原間は「津軽フリーパス」のフリーエリア区間だが、五所川原から先は対象外になるので注意。





ということで、2年ぶりの五所川原駅
まあ、前回は津軽鉄道の駅・保存車見学しかしてないので「鉄道利用」としちゃ初めてなんですがねw

・・・で、車椅子の方を駅員さんが介助されているけど、どうやって改札もしくは津軽鉄道側に渡るんだろうか・・・
エスカレーターもエレベーターも無かったと思うけど、構内踏切(あったかどうか覚えてない)でも通ってもらうんだろうか?





青森への帰り道・・・少なくとも川部まで五能線で帰ろうとすると本数的にキツいというかタイミングが合わないかもしれないので、フリーパスの対象外ではあるけど弘南バスで帰ってみるかと、駅前の弘南バスのターミナルに。

・・・素晴らしくトラディショナルで最高にシブい空間である。
似ている訳ではないが、今は亡き三交百貨店伊勢店のバスセンターを思い出してしまう。




バスセンター内にそば屋とかいう、最高にトラディショナルな組み合わせだ・・・



メニューにあった「天ぷら玉子そば」だったと思う。
あ^~いいっすね^~






最高にトラディショナルな食事を終えて、津軽鉄道初乗車。

初乗車はいいんだけど、なんで津軽中里までの切符買ってんだろ・・・
そりゃ、津軽中里と津軽五所川原を往復するつもりだけど、金木までフリーエリア区間じゃん?
・・・ホントになんで津軽中里まで切符買ったんだろ(熱い他人事)。

津軽中里で降りる時に改札でフリー切符見せて、金木からの不足分精算すればよかったのでわ・・・

ま、ええわ!(結論)



今日は観光アテンダントさんが同乗される日というか時間帯だった模様。
アテンダントさんのアナウンスを聞いて「まったく別の土地に来た」という感銘を今更ながら受けている。




・・・ファッ!!!???待って!!!!???????
ぼくここで降りるうううううううう!!!!!!!(発車中)

金木駅から列車が発車する中、車窓から見える金木駅側線に鎮座する謎の物体というか木造貨車。
というか、あの腰の高さ、ダルマではないのでわ????

どうしよう・・・帰りにここで降りるか・・・金木で降りるつもりがまっっったく無かったけど・・・ちょい待ち、帰りに隣の芦野公園駅で降りて公園のT-2保存機を見学するよな?・・・ウム・・・(いいこと閃いたような顔)





津軽中里駅到着。
復元転車台に鎮座するラッセル車という組み合わせがイカしてるが、これ2年前は津軽五所川原駅構内に居たやつかな?



アテンダントさんのアナウンスによると、津軽鉄道と並走するような農地内の用水路はかつて当地に敷設されていた津軽森林鉄道の路盤跡を転用したものだという。




芦野公園に静態保存されているT-2練習機を見学する為、芦野公園駅(無人駅)で下車。
T-2見学の顛末はすでに記事化したので、割愛。

後日になって、駅から200m足らずのところに先述の津軽森林鉄道で運用された機関車や運材台車が静態保存されていると気づき、臍を嚙みちぎる5秒前。





T-2見学を終えてから、隣の金木駅まで徒歩移動。
おおよそ2km未満なので、ダラダラ歩いても次の五所川原行列車までの時間調整にちょうどいい。




太宰治記念館「斜陽館」(太宰治生家)

煉瓦作りの外周は、西洋モダンとか蘭癖というより小作人争議(太宰治の実家は戦前まで青森有数の大地主)に備えた防壁だという。
ヒバ作りで当時の額面にして4万円(物の本などによると明治35年に竣工した戦艦三笠が当時の額面で1200万円かかったらしい)で、現在なら単純計算で4000~5000万円台らしいが、現在で同規模の邸宅を総ヒバ作りするとしたら5億でも足りないとか何とか。

ハア~庄屋どんはすごか~(百姓の末裔特有の感想)



津軽鉄道・金木駅(有人駅)。

大きい駅舎だが、半分ほどは「金木交流プラザ」という地域交流施設となっている。




交流プラザには、当地出身の飛行家「白戸栄之助」氏についての展示。
白戸氏が関わった飛行機の素晴らしいスクラッチビルドモデル(だと思う、白戸式のこれぐらい(1/48ぐらい?)のスケールモデルが市販されているという話も聞いた覚えがない)展示されている。


で・・・本題



列車が来る前にならないと改札が開放されないので、まずは津軽中里側の踏切まで行って観察。
側線がある敷地は見ての通り雑草に覆われているが、貨車の床面がプラットホームとツライチぐらいなのでやはりダルマではなさそう。
貨車への渡り板が敷いてあるが、津軽五所川原駅のワムのように案内板を掲げる壁代わりにしていたのだろうか。それとも単に物置などとして「現役」なのか。

それにしても、「北東北のローカル線の側線に佇む木造貨車」という実にトラディショナルで絵になる風景である。



時刻表を見ると上り下り列車ともに金木駅で交換しており、津軽中里行列車が来る前に改札が開放されたので、決して走らず急いで歩いて上り側ホームへ。






まだ台車を履いている津軽鉄道ワム3。

駅待合室やプラットホーム上、そしてこの車両自体にも何の案内もないので、展示保存車云々というより、倉庫代わりに留置されてそれっきりなのだろうか。



ということで、唐突に見つけたワムにも満足したので津軽五所川原行に乗車し、五所川原へ。


途中の津軽飯詰駅に留置されていた客車のオハフ33。
冬季のストーブ列車用がなぜここにあるのかと思ったが、アテンダントさん曰く「地域イベントにてバーの店舗として使う」のだそうで。

※おそらく、このイベントだった模様。








大満足して、五所川原駅前のバスターミナルへ。

五所川原駅前発・青森営業所行のバスで青森駅前まで乗車する為、1110円のバス切符を購入。
鉄道よりちょっとだけ高いが、川部での乗り換えタイミングがダルそうだし、青森駅前までそのまま座っていられるならその方がいいし、なおかつ一度ぐらい青森の路線バスを「体験」として利用しておきたかったというのもある。


なお、帰宅ラッシュが始まる直前ぐらいの時間帯だったので、国道7号などが(おそらく)混むこともなく、すんなり青森駅へ。

なお、天気は快晴とは行かないものの崩れてくる気配もなかった。




・・・これだから、半年足らずでオレ流緊急事態宣言する羽目になるんじゃないですかね・・・

■続く