ISBN : 978-1-84603-430-5
ページ数:96
価格:1580円(2012年10月、Amazon購入価格)
言語:英語
著者:Shlomo Aloni



幸いいずれの機体の乗員も生還し、飛行任務に復帰したそうだ。このあたりのエピソードは、朝日ソノラマ・新戦史シリーズの「イスラエル空軍」に掲載されている。ちなみに、訳者は岡部いさく氏だ。

この本も面白いので、近いうちに再レビューしたいな。だが、今日は前述のスカイホーク本をレビューしよう。
オスプレイコンバットエアクラフトシリーズの81冊目だ。イスラエル空軍における導入~2000年代のスカイホークの近況を扱っている。カラー塗装図は4ページ・16機分が掲載されている。
とにかく、爆装した機体のショットが目につくな。これでもかと言わんばかりに、Mk.82をブラさげた機体ばかりだ。まあ、これがA-4、そして地上攻撃機の本質でもある訳だが。
ちなみに、表紙の「MIG-17とドッグファイトをやらかすスカイホーク(爆装)」のイラストが、そのドータン大佐の空戦を描いたものだ。彼が手記で「戸板のような空気抵抗」と述べたロケット弾ポッドを満載している様もしっかり描かれている。

イスラエルはヨム・キプール戦争での戦訓(地対空ミサイル対策)として、スカイホークのエンジン排気口を改修しているが、それでも当たってしまうものは当たってしまうようで、レバノンでSA-7を喰らった機体の写真が掲載されている。ちょうど延長改修を施した部分がフッ飛ばされており、そういう意味では改修が効を奏したのかもしれないな。
面白い写真としては、戦時の喪失に対するアメリカの緊急援助としてフェリーされた元アメリカ海軍のA-4を、アメリカの国籍マークやシリアルナンバーもそのままにイスラエル式の迷彩塗装を上書きしているシーンだろうか。細いアウトラインを描いてから塗るという作業工程がよくわかるショットだ。
ちなみに、イスラエル空軍のスカイホーク1号機はゴラン高原上空で撃墜されてしまったそうだ。地上攻撃機という機体のタフな任務を感じることができるな。
巻末には、損失リストとスカイホーク装備部隊のリストが掲載されている。損失リストは約1ページ、少ないと感じる向きもいるだろうか?だが、イスラエルという国自体が世界的なスケールで見れば小国であり、国土や国力から見れば本来不釣り合いなレベルの軍備を有し、そして不釣り合いなほどの血を流している。
誰が悪いのだろうな?聖書の神々か?ユダヤ人か?イギリス人か?「勇敢でかわいそうなパレスチナ市民」か?
だが、それがあの国の歴史だ。

オスプレイのスカイホーク本は、イスラエルという小さくタフな国に相応しい小さくタフな攻撃機の物語と言えるだろう。




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私がそんなことを気にするか!けねもこを悪く言う奴はベトコンだ!
かぐもこを支持する奴はよく訓練されたベトコンだ!かぐもことか聞いたことないですしおすし!女教師属性と世話焼き女房属性が合わさり最強に見えるんだぞ!クソァ!戦争じゃあ!



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