一部地域を除いて、ヤベーぐらいの猛暑日となった7月三連休の最終日・7月17日。
自分の中でわりと懸案事項であった「熊野自分探しサイクリング」を実施。
変なカルトやらセミナーやらにカブれた訳でもないが、中の人の母方実家筋が熊野・紀和にあり、クソガキ時分(一度だけ、母親に連れて来られた)のおぼろげであやふやすぎる記憶の答え合わせをすべく、勇躍熊野へ。
今回のデポ地点である熊野市・山崎運動公園の駐車場。
朝8時過ぎの時点でもう激烈に暑い。
ちなみに、県内の最高気温は松阪・粥見で37.2度。地元も36.9度。
今回のルートは、山崎運動公園から反時計回りの形で県道34→40号→国道311号→県道62号→国道42号が主なルート。
例によって鈍ってる脚と体感的に35度越えてるであろう気温で早々に死にかける。
県道34号の新大峪トンネルまで延々と上りが続くし、途中の井戸地区では軽自動車同士で対向できない程度に狭隘な区間もある。
あと、トンネル手前に製材工場がある為に運材トラックが通行し、井戸地区内のバイパス道路工事の為に工事車両が通行する上、本数が少ないとはいえ三重交通の路線バス(小型バス)や北山村の村営バス(コースターのようなマイクロバス)も通行する。
トンネルを北山村方面に抜けると一気に線形が悪化するので大型トラックの通行はできないが、先述の路線バスや村営バスはトンネルの向こうにある神川地区や北山村方面に向けて通行する上、道路事情はともかく熊野市市街から北山村中心部までの最短区間なので思ったより交通量は多い。
三重県道34号線・王者の風格@井戸
民家が所在しない区間は片側一車線化が為されているが、井戸町の各集落内はこういう区間が多い(一部バイパス道路の工事も始まっている)。
新大峪トンネル(井戸町側)
なお、トンネル開通前の旧道区間は路面崩落などで既に通行止めとなっているが、トンネル手前の井戸側には林業関係者が現場に通行する為か「通行止め」の標識が無い(神川側にはある)のでウッカリ入り込まないように注意したい・・・荒れ果てているので現行の公道とは思わないだろうけど。
トンネルから神川町に向けては下りとはいえ、線形が悪い上に先述のようにそこそこ交通量があるのでむしろ危険。
15km程度しか進行していないのに消耗しきったわし氏(はええよ)、三重交通の「神上」バス停にて小休止。
ここから、神川町の集落内(郵便局が所在)に進入する生活道路と神上川左岸(学校や駐在所、市の出張所が所在)を通行する県道34号に分岐するが、北山川に合流する前に神上川を渡る橋梁が複数存在するので、バイパスである34号とスーッと進むか、集落内をのんびり進むか好みによる。
なお、北山川に至るまでに補給に使えそうな商店は地図を見る限りでは二軒存在し、自動販売機も数か所存在する。
なお、北山川に至るまでに補給に使えそうな商店は地図を見る限りでは二軒存在し、自動販売機も数か所存在する。
北山川の三重県側(対岸は和歌山の北山村)から七色ダムを眺めつつ、三重県道40号線で紀和方面へ。
ところどころ、道が狭かったり路面が荒れていたりするが、クソ山奥の県道としては許容範囲であり、むしろエグい登りや下りが無いだけマシである。
北山川を国道169号線側に渡る奥瀞橋前の花知地区内T字路にて。
169号に渡る理由が今回は無いので、このまま40号を直進。
花知神社と竹原八郎屋敷跡
軽く見て回ったのち、育生町まで県道40号をひたすら走行。
やはり道の狭さ以外、特に問題もないのでしばらくはボーナスステージ。
育生町はいい感じというかシャレオツなカフェーが二軒存在するが、半分死にかかったようなサイクリストがヒイヒイ言いつつ入るのも憚られる(入店拒否された訳ではない)ので、そこらの自動販売機で水分+糖分補給。お腹タップタプやぞ!
で・・・
画像の遠景からお察しのように、紀和町長尾地区まで吐きそうなぐらい登らされた訳で・・・
で、同地区内にてメーンイベントである自分探し実施。
冒頭で述べたように、同町内が母方の実家筋であり、クソガキ時分に一度だけ連れて来られた時の記憶の答え合わせをやってみることに。
自転車押してたら滑り落ちそうになった勾配。マックス20度とかいうレベルちゃうぞ!?
当然、わしの脚では乗車登坂は不可能なのでヒイヒイ言いつつ押して参った(瀕死)
・・・で、母が現在も住んでいる住所などから鑑みて、場所として間違いはないような気はするんだけど
「え?こんな場所だっけ???」
という超ギャップ。
そりゃあ、30年の時間差があるわけだが・・・。
あと、わしの記憶も何かおかしいんだよな。
山肌を縫うような地区内の道路(40号と思う)を走る路線バスをドローンで空中撮影した動画のような風景を記憶してんだよ・・・
同じぐらいの目線の高台なり建物なりあるかと思ったら全ッ然ねえよ!?
絶対おかしいわ、現地の土地カンどころか友達もおりゃせんかったクソガキがどうやってそんな風景を記憶したんだよ・・・
え?何なの?偽りの記憶植えつけられちゃってる系???
ここから本当の自分探しが始まっちゃう系????
母上様がそこの神社から出てきて「ヨクココマデヤッテキタナ・・・」とか言っちゃう系?????
恐るべき陰謀によって葬られた真の自分を探す闘いが始まっちゃう系????????
で、結論・・・
何しに来たんだ、わし(絶賛困惑中)
ホ、ホラ、ここは母との幼い頃の記憶に浸って一筋の涙を流すとかそういうドチャクソ感動ムーブとかそういうの無いの???
無いのかあ・・・(オチ)
そりゃ、そもそも母に連れて来られて帰りたがってたとかいうクソガキだもんな?
感動要素が形成される訳ないな!ガハハ!
じ、自分探し終ー了ー???(困惑)ということで、赤木城址(の駐車場)に立ち寄ったりしつつ、板屋地区の道の駅に向かう。
道の駅 熊野・板屋九郎兵衛の里と北山砲(レプリカ)と焼き菓子。
食堂は既に営業終了だったので、適当な焼き菓子を腹に入れる。
あと、こちらの道の駅では、Tシャツなどの赤木城址グッズを販売している。
ここからは折り返しで、国道311号→県道62号→国道42号もしくは並行ルートで山崎運動公園へ。
311号一本で戻ろうかと思うも、地形的に数回アップダウンさせられそうだし、以前のサイクリングの経験で62号なら御浜町の阿田和までほぼ下り一直線だと分かっていたので、62号ルートを採用。
途中、御浜のオークワでようやく食事らしい食事を摂り、山崎運動公園駐車場に帰着。
今回の総走行67km。
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