美濃太田駅で長良川鉄道に乗車する前に、駅構内を観察。
長良川鉄道は事前予約のみ朝の下り列車1本限定で「サイクリング列車」と称するサイクルトレインを運行しているが、平日の列車は関~美濃白鳥、土日祝は前平公園~北濃が利用対象区間となっている。
平日はともかく、土日祝の列車はなぜか前平公園駅という美濃太田の次にあるフツーの無人駅・・・失礼ではあろうが、中途半端というか一般的にサイクリストが利用を望みそうな土日祝なら美濃太田駅から設定すればよさそうなものだと思っていた。
これは美濃太田駅を少々観察した上での推測だが、美濃太田駅をサイクリング列車利用可能駅に含めないと決定したのは正しいとしか言えない。
率直に言って、上の画像の通り、長良川鉄道乗り場には5人のサイクリストが組み立てた状態の人数分の自転車を抱えて動き回るだけのスペースが無い。
美濃太田駅は橋上駅舎であり、まず自転車を抱えてその「橋上」に上がってくる必要があるが、改札はJRと長良川鉄道でそれぞれ独立(長良川鉄道の物理的な改札口は存在しない)している。
「橋上」は広いからまだいいが、肝心の長良川鉄道ホームは見ての通りであり、しかもここに到着した列車から下車した乗客、これから乗車する乗客などが交錯するのだから、そこに最大5人のサイクリストとその自転車が存在するなど、鉄道死傷事故のリスクを積極的に上げる行為としか言えない。
あと、山奥でサイクリングを楽しんで帰路に着くサイクリストのニーズが増える可能性があり、なおかつ通学などの定期利用者が減少するであろう土日祝だけでも上り列車にサイクリング列車を設定すればいいのにと思ったが、6月最終日曜日の17~19時にかけて北濃から美濃太田まで通しで乗車した限りでは郡上八幡あたりで乗客が増える傾向があり、しかも単行列車であるから完成状態の自転車など載せる余地は無さそうだった。
いずれにせよ、美濃太田から北濃に向かうがひとつ懸念が。
昼飯どうしようかなぁ・・・と。
何というか、肉体的に自転車旅行よりは遥かにラクであるはずの鉄道旅の方が飯を食いそびれるという意味で過酷になっているのはどういうことだろうか。
とりあえず、旧名鉄美濃駅とその保存車(保存会のX公式アカウント)を見学する為に美濃市駅で下車するのでそこで考えてみることにした。
ヤマト運輸と提携して貨客混載で運用されていたナガラ305(当年5月に営業運転終了)が留置されている美濃市駅で下車。
・・・吐きそうなぐらい暑くて、市街地まで散策しつついい感じの飯屋を探すような気分にはなれるわけもなく、旧名鉄美濃駅を見学した後、13時27分の美濃白鳥行に乗車することにした。
後になって、美濃市駅から旧名鉄美濃駅まで歩くのと同じ程度の距離にイオンタウン美濃が所在していることがわかったが、まあ今更である。
旧名鉄美濃駅とその保存車。
4台並んでおり、3台じゃなかったの?と思ったら1台は元札幌市電のカットモデルであった。
512号と593号は車内見学も可能だったので、有難く見学させていただいた。
なお、土日祝は保存会が物販コーナーを営業されているようだが、当日はあいにく閉店日であった。

旧美濃駅を見学したのち、美濃市駅の窓口で長良川鉄道グッズの手ぬぐいを買ったのち、美濃白鳥行に乗車。
この数年、土産物といえば手ぬぐいになっている。次点は道の駅の記念きっぷ。
サイクルジャージのバックポケットに押し込めるサイズで嵩張らないし、雑にカバンや自転車のリアバッグに詰め込んでもダメージを気にしなくていい。
どこに行ったのかというのが実にわかりやすい上、コレクションという行為を楽しむことができて実用性も最高。
あと、値段がお手頃なので「その地域の経済に貢献したったwww」という自己満足に最安値で浸れるのもよい。
・・・本当に昼飯どうしようかな・・・
15時前に美濃白鳥駅下車。
次は16時20分発の北濃行き、1時間は自由時間があるわけで・・・
本当にここで飯を何とかしないと、宿泊先の岐阜駅前にたどりつくまで冗談抜きのメシ抜きになるんですが・・・
駅前にあったいい感じのレストランは既に廃業しており、その先にあるいい感じの定食屋はランチタイム後の準備中・・・
知らん町を歩くのは嫌いじゃないけど、それはもう少し余裕のある状態でお願いいたしくたく・・・はい・・・
クソ暑い中、長良川の白鳥橋をヘコヘコ渡り・・・
・・・まさか、長良が暑苦しい系体育会キャラなのって、岐阜がクソ暑いからって・・・コト!?
美濃白鳥駅から死にそうな顔で1kmほどヘコヘコ歩いて、長良川対岸のバローへ。
国道156号沿いまで出て来ると、さすがに色々飯屋があるが、凡そ準備中である。
スーパーマーケット飯最高であり、イートインスペースが完備されているスーパーマーケットはもっと最高である。
イートインスペースが無いもしくは満席のスーパーマーケットにカチ当たった場合は、駐車場か軒先の隅っこで飯を食う45歳です。
なお、この時点で朝食から10時間経過しております。ちょううめえ・・・
美濃白鳥から16時20分発の終点・北濃行きに乗車するわけですが、ここで問題が一つ。
北濃に行く理由は、長良川鉄道全区間乗車に加えて北濃駅の現存するアメリカ製転車台(国内現存の転車台としては最古第2位、アメリカ製という点では国内現存最古らしい)見学があるのだが、北濃への到着が16時30分、北濃からの美濃太田行が16時36分発車。
・・・5分足らずで見学できるの?
なお、16時36分をやり過ごすと、次は18時27分発の美濃太田行きで堂々の2時間待ち。
そうなると、美濃太田着が21時前で、そこから乗り換えて宿がある岐阜駅には22時前・・・
16時36分発に乗れば、岐阜駅前で晩飯喰って20時過ぎには宿にチェックインできるだろう・・・と。
結論から言うと、北濃駅の駅舎を見学することもなく、転車台だけ見学してきました。
いっつも、どこ行っても後になってから「そういう時間の惜しみ方せんでよくない?」と思う訳で、後になって「2時間、ボケッとアホ面晒していてもよかったかな」と思ったりするわけで。
そういう「いい加減なスケジュールの組み方替え方」にまったく気兼ねが要らないのが一人旅の最強なとこなのにね。
16時36分発の美濃太田行きに乗車し、恙なく美濃太田到着。
盛業されておられるローカル鉄道にケチつけるのは趣味じゃないんだが、長良川鉄道の車両ってなんか空調弱くない?
養老鉄道の元東急車やJR車がガンガンに空調効いてたから、余計そう思うのかもしれんけど。美濃太田~郡上八幡のわりと乗車率高い区間だと、なんか空気生温かったというかちょっと気分悪かったのよね・・・

美濃太田から19時1分発の岐阜行きに乗車。
19時半過ぎには岐阜駅到着。
宿に行く前、飯屋を探す根性などもう無いし、駅ビルならなんかあるだろと彷徨った結果、無事スガキヤで晩飯。
F-51B(Amazonリンク)の夜景撮影テストなどしてみる。
20時過ぎ、当日の宿サンホテル岐阜にチェックイン。
窓から名鉄岐阜駅のホームが見える立地であるけど、列車の発着音が響くようなこともなく快適。
深夜、駅前のコンビニに買い物に行く道中、駅前広場に保存車(名鉄モ513)を発見。
翌日の出発時に見学することにした。
--------- つづく ---------
「橋上」は広いからまだいいが、肝心の長良川鉄道ホームは見ての通りであり、しかもここに到着した列車から下車した乗客、これから乗車する乗客などが交錯するのだから、そこに最大5人のサイクリストとその自転車が存在するなど、鉄道死傷事故のリスクを積極的に上げる行為としか言えない。
あと、山奥でサイクリングを楽しんで帰路に着くサイクリストのニーズが増える可能性があり、なおかつ通学などの定期利用者が減少するであろう土日祝だけでも上り列車にサイクリング列車を設定すればいいのにと思ったが、6月最終日曜日の17~19時にかけて北濃から美濃太田まで通しで乗車した限りでは郡上八幡あたりで乗客が増える傾向があり、しかも単行列車であるから完成状態の自転車など載せる余地は無さそうだった。
いずれにせよ、美濃太田から北濃に向かうがひとつ懸念が。
昼飯どうしようかなぁ・・・と。
何というか、肉体的に自転車旅行よりは遥かにラクであるはずの鉄道旅の方が飯を食いそびれるという意味で過酷になっているのはどういうことだろうか。
とりあえず、旧名鉄美濃駅とその保存車(保存会のX公式アカウント)を見学する為に美濃市駅で下車するのでそこで考えてみることにした。
ヤマト運輸と提携して貨客混載で運用されていたナガラ305(当年5月に営業運転終了)が留置されている美濃市駅で下車。
・・・吐きそうなぐらい暑くて、市街地まで散策しつついい感じの飯屋を探すような気分にはなれるわけもなく、旧名鉄美濃駅を見学した後、13時27分の美濃白鳥行に乗車することにした。
後になって、美濃市駅から旧名鉄美濃駅まで歩くのと同じ程度の距離にイオンタウン美濃が所在していることがわかったが、まあ今更である。
旧名鉄美濃駅とその保存車。
4台並んでおり、3台じゃなかったの?と思ったら1台は元札幌市電のカットモデルであった。
512号と593号は車内見学も可能だったので、有難く見学させていただいた。
なお、土日祝は保存会が物販コーナーを営業されているようだが、当日はあいにく閉店日であった。
旧美濃駅を見学したのち、美濃市駅の窓口で長良川鉄道グッズの手ぬぐいを買ったのち、美濃白鳥行に乗車。
この数年、土産物といえば手ぬぐいになっている。次点は道の駅の記念きっぷ。
サイクルジャージのバックポケットに押し込めるサイズで嵩張らないし、雑にカバンや自転車のリアバッグに詰め込んでもダメージを気にしなくていい。
どこに行ったのかというのが実にわかりやすい上、コレクションという行為を楽しむことができて実用性も最高。
あと、値段がお手頃なので「その地域の経済に貢献したったwww」という自己満足に最安値で浸れるのもよい。
・・・本当に昼飯どうしようかな・・・
15時前に美濃白鳥駅下車。
次は16時20分発の北濃行き、1時間は自由時間があるわけで・・・
本当にここで飯を何とかしないと、宿泊先の岐阜駅前にたどりつくまで冗談抜きのメシ抜きになるんですが・・・
駅前にあったいい感じのレストランは既に廃業しており、その先にあるいい感じの定食屋はランチタイム後の準備中・・・
知らん町を歩くのは嫌いじゃないけど、それはもう少し余裕のある状態でお願いいたしくたく・・・はい・・・
クソ暑い中、長良川の白鳥橋をヘコヘコ渡り・・・
・・・まさか、長良が暑苦しい系体育会キャラなのって、岐阜がクソ暑いからって・・・コト!?
美濃白鳥駅から死にそうな顔で1kmほどヘコヘコ歩いて、長良川対岸のバローへ。
国道156号沿いまで出て来ると、さすがに色々飯屋があるが、凡そ準備中である。
スーパーマーケット飯最高であり、イートインスペースが完備されているスーパーマーケットはもっと最高である。
イートインスペースが無いもしくは満席のスーパーマーケットにカチ当たった場合は、駐車場か軒先の隅っこで飯を食う45歳です。
なお、この時点で朝食から10時間経過しております。ちょううめえ・・・
美濃白鳥から16時20分発の終点・北濃行きに乗車するわけですが、ここで問題が一つ。
北濃に行く理由は、長良川鉄道全区間乗車に加えて北濃駅の現存するアメリカ製転車台(国内現存の転車台としては最古第2位、アメリカ製という点では国内現存最古らしい)見学があるのだが、北濃への到着が16時30分、北濃からの美濃太田行が16時36分発車。
・・・5分足らずで見学できるの?
なお、16時36分をやり過ごすと、次は18時27分発の美濃太田行きで堂々の2時間待ち。
そうなると、美濃太田着が21時前で、そこから乗り換えて宿がある岐阜駅には22時前・・・
16時36分発に乗れば、岐阜駅前で晩飯喰って20時過ぎには宿にチェックインできるだろう・・・と。
結論から言うと、北濃駅の駅舎を見学することもなく、転車台だけ見学してきました。
いっつも、どこ行っても後になってから「そういう時間の惜しみ方せんでよくない?」と思う訳で、後になって「2時間、ボケッとアホ面晒していてもよかったかな」と思ったりするわけで。
そういう「いい加減なスケジュールの組み方替え方」にまったく気兼ねが要らないのが一人旅の最強なとこなのにね。
16時36分発の美濃太田行きに乗車し、恙なく美濃太田到着。
盛業されておられるローカル鉄道にケチつけるのは趣味じゃないんだが、長良川鉄道の車両ってなんか空調弱くない?
養老鉄道の元東急車やJR車がガンガンに空調効いてたから、余計そう思うのかもしれんけど。美濃太田~郡上八幡のわりと乗車率高い区間だと、なんか空気生温かったというかちょっと気分悪かったのよね・・・
美濃太田から19時1分発の岐阜行きに乗車。
19時半過ぎには岐阜駅到着。
宿に行く前、飯屋を探す根性などもう無いし、駅ビルならなんかあるだろと彷徨った結果、無事スガキヤで晩飯。
F-51B(Amazonリンク)の夜景撮影テストなどしてみる。
20時過ぎ、当日の宿サンホテル岐阜にチェックイン。
窓から名鉄岐阜駅のホームが見える立地であるけど、列車の発着音が響くようなこともなく快適。
深夜、駅前のコンビニに買い物に行く道中、駅前広場に保存車(名鉄モ513)を発見。
翌日の出発時に見学することにした。
--------- つづく ---------
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