そういや去年の今頃は蓮ダムに行ったなあ・・・と思い出しつつ、今回は宮川ダムまで行ってみることにした。
先日と同様に滝原公園にアルトバンをデポするという流れで移動。
で、誰に向かって言っているのか、よくわからない言い訳。
・・・基本的な信条としては「自宅~目的地~自宅」をすべて自走で通したいというのはあるんだが、初めて走る場所ならまだしも日帰りコースで言えば勢和や宮川沿い、南伊勢方面の山越えは飽きたというか、もはやしんどいだけの話になりつつある。
そもそも「深夜始業~昼前終業」というアレな稼業の身としては「全自走」を貫こうとすると
「ちょっと早起きして、ちょっと頑張って遠くまで走って、おいしいもの食べて温泉浸かって早めに帰って早めに休もう」
というレース趣味ではない(ひいてはそこまでストイックなトレーニングライドを好む訳でもない)自転車海苔のわりかし健全なサイクリング的であろう目標をクリアするのが極めて困難というか
「目的地に到着して。事前にチェックしていたメシ屋でメシを喰おうにも、夜明け前」
「目的地でメシを食えるよう、出発時間を設定して、行って帰ったら日没(ワイ氏的に深夜相当時分)」
という、これ(何しに行ってるのか)もうわかんねぇな状態という有様である。
(端的に言うと、カタギで言う正午がワイ氏的に18時扱い相当時分)
挙句の果てにはそのせいで「休日に走ること自体が怠けがち」になるという「お前何やってんの」状態。
そこで
「妙なコダワリで走る機会を逸するよりは少しでも走れるように積極的にアルトバンに積んでいこう」
というのが今年の方針。
言い訳終了。
まずは、滝原公園を出てから、R42→県道731号→424号の流れで、宮川の三瀬谷ダムへ。
ダムの右手(下流側)には、紀勢線の撮影地としては有名であろう三瀬谷橋梁。
ここで、鵜殿貨物が宮川渡る時に撮影してたんかねと思ったり。
もう鵜殿貨物も、国鉄型キハも居らんのじゃ・・・。
で、ダム上の通路を走行して、対岸の県道31号へ。
三瀬谷ダムの通路は狭い(おそらく、普通車クラスと自転車のすれ違いも厳しい)上、水門の直上あたりがクランク状になっており見通しも悪く危険(カーブミラーは設置されている)なので通行時は要注意。
ダムを渡ると、ベンチとテーブルのある東屋と公衆トイレが設置された公園あり。
県道31号を宮川ダム目指して走るも、上流に砂利採取場や生コン工場、そして国道422号が飯高の166号と繋がっているせいか、想像以上にダンプカーの往来が多くて呻く。
あと、宮川ダム手前まで大台町の町営バスが運行しているので、小型とは言えバスが通行することも考慮しておこう。
但し、交通量全体としては少ないので国道42号のことを思えば気楽なものではある。
三瀬谷ダムから上流に5kmほど走った時点で「もみじ館」なる施設があり、食事もできるようなので休憩とメシ。
※から揚げ定食:750円
もみじ館 http://web-odai.info/taberu/momijikan.html
喫食後、宮川ダムへ向けて再スタート。
前述の通り、平日はダンプカーが結構な頻度で通過するので要注意。
今 の 時 点 では風はあるものの、よい天気であり、ヘコヘコと走行。
※おそらく春には桜の名所であろう「さくらの里公園」(画面中央、宮川に突き出したような部分)
国道422号沿いにある「咳の谷公園」なる、恐ろしく不健康そうな施設
こういうことらしいです。
・・・らしいんですけど、冒頭の「老婆」のところのくだりでカッコがきが修正というか塗りつぶされてるところに、自分リトルな闇感じていいすか(OSSAN特有の病)。
施設としては見ての通り。
駐車スペースは峠道の待避所チックなそれだけであり、トイレなどもない。
湧き出しているであろう水は、ヒシャクの類が置いてあるので神社の手水の如く軽く口をゆすぐ程度ならオッケーなのであろう。
よく「イカした湧き水ポイント」に出現する「ポリタンク10個ぐらい持参して、狂ったように水汲みまくるOSSAN・OBAHAN」の如き振る舞いはヨロシクないんじゃないすかねとは思う。
広くなったり
狭くなったりする国道422号をさらに宮川の上流目指して進む。
走っていたら猛烈に催してきたので、集落の広場チックな場所にあるトイレらしい建造物(人間必死になると洞察力が上がるものであるねぇ)を発見して「誰でも使ってええで(ニッコリ」的看板に甘えて利用させていただく。
で、これは何じゃ?公園・・・?にしては東屋とトイレだけでなにもないっすわねぇ・・・と思ったら
平成16年・台風21号の土砂災害の現場そのものとお亡くなりになった住民の慰霊碑であり、謹んで合掌。
新八知山トンネル工事で途中通行止めということで、一旦宮川の対岸へ渡り迂回。
迂回路を通過し、再度422号へ戻るとこんな具合になっていた。
※2017年2月初旬時点
で、通行止めになっている旧道はどんなもんかと、通行止めのU字柵から覗いてみれば
ファッ!?これガチの素掘りトンネルやんけ!?
・・・先述のリンク先にあるPDFを読むに、大正12年(1923年)に貫通し、平成10年(1998年)に崩落の危険ありという安全上の理由から封鎖(なんでも、希少種のコウモリが生息しているようでトンネルそのものは残置されるらしい)された「八知山隧道」であり、平成27年(2015年)からより山側の新八知山トンネルの工事が始まった模様。
通行止めから20年近く経過しているとはいえ、素掘りトンネルが90年以上その姿を保っているのだから魂消たもんである。
で、現場では一切気づかなかったが、この八知山隧道のさらに川側には「カガスリ道」なる古道まで存在するようである。
流石にそういうもんを探索する(いろんな意味での)度胸も技量も覚悟もないけど。
それにしても、この素掘り隧道は宮川ダム建設に伴うインフラ的恩恵は受けなかったのだろうかと下世話なことを考えたり。
※犂(からすき)谷公園
更衣室も完備している妙に豪勢な公衆トイレ。
更衣室は周辺の山への登山客や、宮川でのレジャーを楽しむ行楽客に配慮している模様。
で、ダム直下の大杉谷橋にてこのような分岐が発生する。
ダム上の通路は通行止めなので、ダム事務所に用のある奴は右を直進せえよというお達し。
ここまで30km強、世間一般で山奥と言われる場所を通過してきたが、このダム手前1km程度の区間でようやく勾配らしい勾配が現れる。
それでも、蓮ダムの畜生勾配9%に比べたら素晴らしくイージーモードである。
ただ、蓮ダムのそれに比較すると、道は狭く路面は荒れ気味。
※宮川ダム
例によって高所恐怖症なので、道路の端にはあまり近寄らないマン。
管理事務所で恙なくダムカードを頂いて、さあ帰りましょうかねと思ったら
いやいやちょっと待ってくださいよ・・・晴れっていうてたやないすかセンパイ・・・
というわけで雨雲先輩から全力で逃げ始めるワイ氏。
で、後半戦は前半戦の対岸となる県道424号線を走って滝原を戻ることに。
新八知山トンネル工事の迂回表示が出ていた橋のところで国道422号には戻らず、そのまま直進し滝原方面へ。
こちらのルート、雨さえ降らなかったらおそらく快適に走れたであろう道である。
後半戦を5割ほど消化し、滝原公園まで10ないし15kmといったあたりで本格的に降られ始める。
冬の雨、何がアカンかという「一度濡れたら、雨が止んでもなかなか乾かないので消耗しっぱなし」というドラクエ的に言う「どく」状態。
夏の九州旅行では天草でドザーwwwwと降られても、晴れてしまえば濡れていたことも忘れるレベルで乾くものだったが、いかに速乾系素材のサイクルウェアでも冬は乾かない。
予報的に大丈夫だろうと思ったので、ウインドブレーカーぐらいしか雨装備がないっていうね・・・
で、手先の感覚が無くなりそうなレベルで震えつつ、滝原公園に戻れば
自分草いいすか・・・
↓今回の走行ログ(もみじ館から滝原公園までのルート。滝原公園から三瀬谷ダムのルートは未計測)
※もみじ館~宮川ダム~滝原公園
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