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※この記事には、クロネコヤマトの輸送サービスや「サイクリングヤマト便」サービスを非難する意図はありません
今回の九州旅行では
スタート地点になる島原まで自転車をサイクリングヤマト便で輸送
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空になったOS-500と一旦不要になるカバンや服を大阪南港最寄りの営業所へ宅急便で輸送
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さんふらわあを降りた後の大阪で再度サイクリングヤマト便にて自転車を地元に送り返す
という流れにした。
サイクリングヤマト便は、西濃・カンガルー自転車便のサービスの一部として販売されている段ボール箱やハードケースなどは原則として使用不可で、ソフトケース(この時点で候補は限りなく絞られるが)もしくは輪行袋に緩衝材などを詰めて梱包する必要がある。
利用はしていないけど、”通常”のヤマト便で自転車をバラして輸送する場合は逆にハードケースや段ボールなどの「箱」に梱包されていることが必要な模様。
後者を選べば大惨事は目に見えているので、買ったはいいけど実父の逝去などでしばらく塩漬けになっていたオーストリッチのOS-500を使用。
※2012年10月以降、同社のウェブサイトや社長ブログは更新されているフシがないが、OS-500に2015年のカタログが同梱されていたので大丈夫なのだろう、色々と。
サイクリングヤマト便における自転車の梱包、OS-500使用における自転車の梱包については色々な見解・意見がWEB上でも見られるが、今回は可能な限り慎重を期すこととした。
リアディレイラーはハンガーから取り外し、シフトワイヤーが極端に折れ曲がらないよう配慮しつつ、フレームの後三角の内側に入るようにする。
そしてRDそのものは、エアパッキンで包み、輸送中に暴れないよう養生テープでフレームに固定。
エアパッキンは、RNC3EXをヤフオク購入した時のものが捨てるほど余っているので積極的に投入。
この際、ペダルを外したクランクやチェーンも輸送中に暴れないよう、エアパッキンによる保護+養生テープでのフレームへの固定を実施。
暴れることよりも、暴れることにより発生したメカトラブルに対応する・もしくはツーリング中ずっと悩まされる方が遥かに問題なので、この辺りの手間は惜しまない方向で。
チェーンリングも、パーツそのものの保護とバッグ内装へのダメージ軽減(冷静に考えて、決して安い買い物ではない>OS-500)を考慮してエアパッキンで保護。
ホイールは、バッグ内にポケットが設けられているので輪行袋のようにフレームに結束しなくてもいい。
ただ、カセットが剝き出しであるとバッグの内装を痛めたりフレームや他のパーツをガリガリ傷つける恐れもあるので、gdgd心配するぐらいなら保護材で包むなり、カセット用カバーなどをつけるべきだろう。
自転車そのものを収納してもスペースに相当余裕があるので「旅行に必要だけど、現地で回収するまでは不必要なもの」を合わせて詰め込んでおくとよい。
例えば、今回取り外したRDやバッグ収納の為に下げたシートポストの取り付け・再調整に必要な六角棒レンチ、ペダルの取り付けに必要なペダルレンチ(外したペダルそのものも忘れずに!)、リアバッグやフロントバッグなどなど。
あと、それらの小荷物が想定外の動きで自転車や他の荷物を傷つけないよう、厚手のポリ袋や100均の小間物用巾着袋などに入れておくといい。
ただ、ヘルメットについては不安が残った(他の荷物との押し合いに負ける、外部からの想定外の圧迫でダメージを受けるなど)ので、はこBOONを使い、自転車発送以後に発生した小間物と合わせて発送。
一通り収納が終わり、「入れ忘れ」の有無を確認してからファスナーを閉める。
入れ方に差があったのか、自宅で梱包した時はわりとキツく、大阪で梱包した時はむしろ緩いぐらいスンナリ閉まった。
ファスナーを閉めた際、ワイヤーロック用の南京錠でファスナースライダー同士を固定。
これは
「輸送中の想定外の事象により、バッグが開いてしまう(そして中身がブチまけられてしまう)ことの防止策」
そして、余り考えたくはないし、口に出すのも些か憚られるが
「防犯面での対策(早い話が、輸送過程でバッグの中身が盗まれないように)」
である。
gdgd不安に陥るぐらいなら、やれることをやっておいたほうが遥かにマシである。
なお、カギは絶対忘れないように。
アルトバンの後席に押し込んで、近所のクロネコヤマト営業所に持ち込み。
ワイ氏はJCA会員ではなくCJ+会員の方なのでサイクリングヤマト便の利用にあたって、プラスチック製のタグ(JCA会員の場合)ではなく、利用の都度にカード決済もしくはコンビニ決済で利用権(1回の購入につき、2回発送分)を購入する。
で、購入しただけでは効力が発生しないので、対象荷物のヤマト便伝票番号を入力し、初めて「その荷物をサイクリングヤマト便として利用する」効力が発生する。
で、WEB上でも散々目につく話ではあるが
営業所に荷物持ち込んで伝票書いてスマホで画面見せて「サイクリングヤマト便でオナシャス!」と言っても
(´Д`)えっ?オマエハナニヲイテルンダ・・・
みたいな顔される訳ですよ。
で、そこから本社かカスタマーサービス的なトコに電話で問い合わせしてもらって、あれやこれやでしばらく待つ訳ですねぇ。
田舎の営業所でソレな訳ですからして、都市部の営業所だったら後回しにされるのが当たり前ぐらいの気持ちで行かんと不味いんじゃないっすかねぇ。
ちなワイ氏、完了まで20分~30分かかった模様(後ろから他のお客さんが来て、そっちを優先してもらったりしたので)
で、何とか島原へ向けて発送。
送料は20万の運送補償込みで(1万円につき10円の保険代)、2778円(三重→長崎)。
8月21日の午後に発送し、8月23日の午前中には島原の営業所に到着した模様。
予想外に早くて、営業所での取り置き期間を過ぎてしまい返送されてしまうのでは?とちと焦ったり。
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旅行1日目(三重→諫早の移動は前日入り扱い)、島原の営業所で自転車引き取り。
そして、営業所カウンターの向こう側で
"RD側を底にして立てられているOS-500"
を見て ヒグゥwwwww って顔になるなど。
RD外しておいて正解ですワ・・・。
ワイ氏、この件でヤマトに責任があるだのどうだの”神ってるオキャクサマ”感漲る妄言は吐きたくない訳ですよ。
サイクリングヤマト便自体が
「自転車をヤマト便で輸送するにあたり、(条件をクリアした上で)本来よりも低価格で利用できるだけのサービス」であり
「ロードバイクだから、特別慎重かつ丁寧に下にも置かない扱いで輸送するサービス」な訳ではない
と理解しとるんで、そこでキャンキャン言うのは、こう知恵が足らんというか、まぁ何というか的なアレな訳ですよ。
バッグを開けて、自転車のセッティングを始めたら
向かって左側のSTI(FDシフター/リアブレーキ)が曲がってる訳ですワwwww
いやまぁ、グイッとやれば簡単に直りますけどね。
・・・たぶん、どこか「ハンドル側を底面にされた」もしくは「そこが強烈に圧迫される」タイミングがあったんじゃないかなー・・・と。
とはいえ、最も懸念していた変速系への問題も発生していないようで、組立て後に変速チェックなど操作チェックを一通り行い、特に問題なし。
この時点で一旦不要となるOS-500、諫早までの移動で使用した靴(ツーリングではSPDシューズを使う)、服、カバンなど「大阪に到着するまでは不要なもの(但し、大阪に到着してから必要なもの)」をすべて大阪南港最寄りの営業所止めで発送。
OS-500の発送については、厚手かつ大サイズのポリ袋で梱包。
それ以外の荷物(カバンなど)はフレームの保護材も兼ねて放り込んでおいた段ボール箱を使用。
むしろ、自転車のセッティングよりも荷物の展開と再発送の方が時間かかったんじゃないか(諸々で1時間以上)という。
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翌日から仕事とか嫌すぎるんじゃ^~ああ^~という気持ちを隠すことなく、「きりしま」を大阪南港にて下船したのち、最寄り営業所まで自走して島原からの荷物を回収。
梱包は、地元→島原へ送った時同様にRDの取り外しなどを実施。
後は大阪で軽くブラついて近鉄で帰るだけなので必要以上に急ぐ必要はないが、ダラダラしすぎてもアレ(一言断っているとはいえ、営業所の玄関前に店を広げている訳だし)なので、可能な限り手早く作業。
あと、行きにしろ帰りにしろ、営業所止めで送った荷物の中に使い捨てのニトリル手袋や薄手の作業手袋を仕込んでおくと、手の汚れや怪我を気にせず作業できるので良い。
(カセットの刃先で指を切ると激烈に痛いという経験則)
旅行前よりは若干知恵をつけて、チェーンやRDはエアパッキンで包んだ上で、左右のチェーンステーごと養生テープで巻いてしまえばより安定すると学んだのでそのようにした。
そして、全ての梱包・片づけが完了したのが約35分後。
その後、営業所で伝票書いたり
「サイクリングヤマト便でオナシャス!」→「(´Д`)???」的な10日ほど前のやり取りをリプレイしたりして
約15~20分後は発送完了。
なお送料は10万円の運送保険を付帯した上で、大阪→三重 1598円。
9月3日午前に発送し、9月4日午前には指定の三重県内営業所に到着。
回収後、点検を実施。
島原の時とは異なり、STIが曲がっているなどのパッと見た目の問題はなかったものの、清掃や点検を終えたのちに走り出したらRDの変速がゴミカスレベルになっていた。
アジャスターを数回回せば本調子になったので、STI・RDそのものやワイヤーの不具合というよりエアパッキンの中で動いてアジャスターが回ってしまったのではないかと推測。
で、結論。
1:クロネコヤマトの営業所止めを利用できるのは非常に便利。
(ツーリングのスタート地点として設定しやすい)
自転車はとにかく大きい荷物なので宿泊施設止めが宿泊先に断られる可能性があり、地方都市でも拠点数が多く、なおかつ土日祝も開いているヤマト営業所を利用できる(ツーリング開始にあたって不要な荷物をその場で送り返すこともできる)メリットは非常に大きい。
輸送サービスとしてはヤマト便なので、配達日指定などはできない。
但し、「サイクリングヤマト便の利用」について不慣れもしくは全く知らないヤマト運輸スタッフも大勢いると思われるので、そこで予想以上の時間がかかることをある程度加味しておくべきであり、「あと10分で電車乗るから早く!」などのアレな態度は慎むべきだろう。
2:1回あたりの料金は、通常のヤマト便ベースで計算すると4~6割引になる。
但し、発送に必要な部材(バッグや梱包資材諸々)、CJ+の会員費、サイクリングヤマト便の利用権購入(540円)というイニシャルコストと使用頻度の折り合いをどうつけるかにもよる。
送り先が比較的近く(隣県・片道だけなど)、年0~1回の使用しか見込めなければ西濃の比較的安価な輪行箱などを利用しての通常のヤマト便利用であれば、OS-500購入 + CJ+会員費 + 利用券購入を払うより安くあがるかもしれない。
(この辺りは、料金や輸送状態のチェックも兼ねて一度チャレンジしてみるべきかもしれない)
3:「ロードバイクだから特別に扱う」サービスではないので、十分な梱包も含めて、ある程度は自衛的な心構え・対応が必要。
メカトラブルを予防する為の梱包、パーツの取り外しに必要な工具の準備・同梱、作業スキルなど。
少なくとも「パンク修理もできない=ホイールの取り外しもできない」というレベルだと、大惨事不可避ではなかろうかな、と。
遠方でのライドを数多くこなしたい向きには、経費的な意味では有り難いサービス。
年1程度の利用であれば、CJ+の年会費とも合わせて熟考が必要。
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